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日記 | いい湯だなぁ


いい湯だな、あはは。そんな鼻歌混じりで外に出た。流石に夏の気配はもうしないかな。いつのまにか、涼しさが寒さへと変わっていく。絶好の銭湯日和がそこにあった。




連休、朝からずっとお片付け。私にとって断捨離は苦手なものだった。だって、懐かしいものを見つけては、捨てられなくて困っちゃう。

心を鬼にして捨てたり、やっぱりいるなって思い返してはゴミ袋から取り出したり。そんなこんなで一日を過ごしていたら、疲れ切ってしまって。

ふと、銭湯に行ってみようと、そう思い立ったのがこのタイミングだったってこと。近くにあることを知りながら、行ったことなかったあの場所へ。




初めて行く場所はやっぱり緊張した。昔ながらの銭湯で、入り口の暖簾をめくることすらワクワクしちゃう。どことなく年季の入ったソファに、リラックスしているおじさま。

値段は思っていたよりもリーズナブル。あっ、私、番頭さんにお金を渡すの初めてかも。そんな風に考えながら脱衣所へ。常連らしいおばさまがちらほらと、混みすぎずな感じがちょうどいい。

大浴場の湯船に浸かるのは、本当に久々だった。前の旅行で温泉に行ったのいつだっけ?黄色の鮮やかな、ケロリンの桶が詰まれていて。本当に銭湯にあるもんなんだ、なんて実感してしまった。

地元ではちょっぴり有名らしい。美肌効果のある湯船だったようで、お湯が肌に吸い付く。浴場の一部区画がジャグジースペースになっていた。弾ける泡が、疲れた身体をほぐしてくれる。なんて、贅沢な一日なんだろう。




あ、そうそう。今日は銭湯のnoteなのに、なんで、この表紙なんだろう?って疑問に思うよね。(いや、いつも雑多に表紙をつけているから気にならないかも?)

これは銭湯のタイルが富士山、ではなくて、海沿いの山が連なる景色だったから。おそらくは左下に地名が書いてあったんだけど、生憎、目が悪くてちゃんと見られなくて。

多分、ナガシマか、ナガサキかって書いてあったと思うんだよね。だから、今日は長崎の写真を引っ張ってきた。数年前、グラバー園に行ったよなぁと思い出と共に。

数年前の長崎の景色

私が見たタイルの絵もこんな感じだったんだ。空の青と、海の青が綺麗で。こういう景色もあるんだなって、新鮮だった。

嗚呼、いい湯だったなぁ。また、銭湯に足を運んでみよう。湯上がりは勿論、牛乳も忘れずに飲んでね。

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