【入社3日目】自分の無能さを痛感し、電車で泣く

入社3日目、電車で泣く

転職し、新しい会社に入社して3日目。電車で泣いた。

前提として説明させてもらうと、私は普段マジで泣かない。涙を見せない女である。

そして私は仕事ができない人間が嫌いだ。いや、きっと仕事ができるできないではなく、周りに出来て自分が出来ないっていう事実が嫌いなんだと思う。完璧主義者。

元々飛び抜けて何かが出来るわけではないが、何事もそつなくこなしてきた。特に仕事面においては今まで何も問題なくここまできた。しかし本来の私は何事もそつなくこなせるタイプではなく、努力をしてきたから今の自分があると言った感じ。だからこそ完璧主義で、出来ないことがある自分が許せないんだと思う。

前職に就いたときは未経験の業界・職種だったため、めちゃくちゃ頑張った、し、ちゃんと結果を出して評価もされてきた。自分で言うのもアレだが、わりとエース的な立ち位置に属せていたと思う。(前職の会社の方、エースじゃねえよと思ってもそっとしておいてください。今は過去の栄光に浸らせてください。)

退職したときも私の抱えてた仕事は3人に引き継がれ、「正直さんが1人でやっていた仕事は3人必要だったんだよ」や「○○(会社名)に貢献してくれて感ありがとう！」なんて言われたりもした。素直に嬉しかったし、私自身も自覚があった。自信もあった。

だがしかし、それは前職での話である。今はどうか。結論は全く使えない無能人間になってしまった。

もちろん、入社して3日目だしできないことが多くて当たり前かもしれない。ただ、私は同業への転職であり、ある程度経験を活かしていけると思っていたのだ。

前職でやっていた仕事には自信も誇りもあった。仕事も好きだった。だが、同じような仕事であっても会社が変わればやり方や方針もガラッと変わる。それは理解できる。

前職でやっていた仕事ができたのならまだ救いではあるが、仕様が変わっているため、それすらも満足にこなせない。私は今まで何をやってきたんだ。そう思ってしまった。すぐトイレに逃げた。この時点ではまだ泣いていない。泣きそうだったが。

前職でやっていた仕事すら満足にできないのに、新しい用語や、新しいツール、何について話すのかすらわからないMTGが次々と入り、ここはどこ？私は誰？状態に陥ってしまった。

何について話すのかわからないMTGにはただ座っているだけだし、メモすら取れない。

私の知識不足ということは重々承知している。教えてもらうといった受け身姿勢なのもダメだとわかっている。しかし、自分は何がわからなくて何を教えてもらいたいのか。それすらもわからない状態なのだ。

私は定時退勤マンなので、定時にはパソコンの電源を切り、即退社している。今進めている仕事がほとんどなく、抱えている仕事も締め切りが少し先なので、定時で帰っていいはずだ。何もやらないヤツが座っていても鬱陶しいだろうし。

私の同期

ここでちょっと私の同期について話す。

私には同期がいて、とても優秀である。早速褒められ、期待されている。営業出身の子で、ビジネスマナーもしっかりあるし外部とのやりとりにも慣れている。

私は正反対。今まで社内の人間としか関わってこなかったし、専門的な仕事だったので正直なところビジネスマナーなんてものは必要なかったのだ。

それが今や外部とのMTGに駆り出され、ただ座って話聞いてるだけ。常に頭の上にハテナマーク。借りてきた猫状態。

「わからないことは質問していいんだよ」なんて言ってくるけど、わからないことがわからないから質問すらできない、まだその次元までいっていない。

「本当に申し訳ないんですが、何がわからないのかもわからない状態で.......」って伝えても、「大丈夫大丈夫、慣れてきたらわかるから」と言われる。そうなのかもしれない。でも私はすごく不安である。私は3ヶ月、半年、一年経った頃に成長しているのだろうか、今のままなのだろうか。同期ともっと差をつけられてしまうのかと思った。

泣いた理由は友人からの返信

なぜ泣いたのかというと、友人からの返信だ。

今不安に思っていることや、仕事に対してしっかりやりたい気持ちはあるのにできないことのもどかしさを素直に話した。

すると、「まだ入社して1週間も経ってないんだから誰とも比較しちゃだめだよ！半年後には正直ちゃんの実力が爆発するよ！」と返信が来た。泣いた。

続けて、「今日社長から頼まれた簡易書留ポストに入れちゃったんだよね」と来た。笑った。持つべきものは友達だと心から思った。

電車の中だけじゃ足りず、帰ってきてお風呂に直行して湯船に浸かりながら思いっきり泣いた。今日は思う存分、気が済むまで泣いた方がいい日だ。そうすれば明日から気持ちを切り替えて頑張っていける気がする。

わからないことは自分から聞く！自分でもしっかり勉強する！焦らず自分のペースで頑張る！初心を思い出せ！

今日はズドーンと落ちて挫折を味わった日だから文章も話の流れもめちゃくちゃだろうな。まあ人間らしいってことでいいか。

TMI

私は韓国ドラマ『賢い医師生活』が大好きである。あんなに心が暖かくなる、素敵なドラマは他にない。シーズン1、2両方とも5回は繰り返しみた。

シーズン2の第6話は、年度が変わりインターンが入ってくる話である。失敗しながらも主人公のベテラン医師やフェロー達がフォローをしていくのだ。

今の私にはぴったりだと思い、見返したのだが、とても元気になった。劇中に登場する歌「superstar」でめちゃくちゃ勇気や元気をもらえる。괜찮아 잘 될거야 (大丈夫、上手くいくよ)がこんなにも響く言葉だったなんてなあ。今も流して泣きそうになっている。一話一話が長めのドラマではあるが、疲れていると感じるときこそ観てもらいたい。

『賢い医師生活』に関してはずっとロス状態だし、また語ろうと思う。