くれなずんできた

どうもSoru(そる)です。

少し色々ありまして、前回の投稿から1ヶ月もあいてしまいましたが、今回は初めて映画についてお話ししようかなと思います。
本当にただの一個人の感想を垂れ流しているだけなのですが楽しんでいただければ…!

記念すべき最初の作品は「くれなずめ」です。
延期にはなったものの、先日無事公開されて観に行くことができました!

くれなずめとは。

そもそもタイトルのくれなずめとは

日が暮れそうでなかなか暮れないでいる状態を表す
「暮れなずむ」を変化させ、命令形にした造語。
形容できない時間、なんとも言えない愛おしい瞬間に名前をつけました。(公式Twitterより)

暮れなずむという言葉自体歌でしか聞いたことがなかったので、そういう意味なのかとなりました。
作中でも「くれなずんでんなぁ」という風に動詞のように使われていました。

あらすじ

高校時代の友人の結婚披露宴で、余興をするために再会した吉尾(成田凌)、欽一(高良健吾)、明石(若葉竜也)、ネジ(目次立樹)、ソース(浜野謙太)、大成(藤原季節)の6人。当時文化祭で披露した赤フンダンスをしよう!と昔のように集まり盛り上がるも、本番はダダすべりに終わる。この空気のまま二次会まであと3時間。久しぶりに6人で過ごす時間に、ふと高校時代に思いを馳せる。思い出すのは、しょうもないことばかり。
「しかし吉尾、おまえはほんとに変わってねーよな」
彼らは吉尾が死んでいることを認めなかった。
これは、背を向けていたものと向き合おうとする6人の男の話。

ファンタジーのジャンルになるのかな、?
死んでいるはずの友人が出てきてるわけだし。
あまりにも吉尾がはっきりと写っていたので、本当に死んでいるのか?と思ったけれど、余興の事前準備中、会場のスタッフに5名様と言われていたり、披露宴の席が一席分足りなかったりしたを見て、本当に他の人には見えていないんだなと思いました。
私だったら死んだ友人が突然目の前に現れたらどう思うだろう。
当たり前に久しぶり!と迎え入れた5人がすごいと思いました。
でもそれは吉尾が亡くなったという現実を、5人が受け入れられなかったからこそなんだろうなと。

ここからネタバレあり。

いつでもまた会える、だから今別に無理に引き止めなくてもいいか。
そう思っていつも通り別れたのを最後に、半年後、吉尾が亡くなったという連絡を受ける5人。
作中で「また明日ね、っていい言葉だな」といった吉尾。
高校を卒業して数年経った今、コロナもありまた明日ねと言い合える人がいなくなって、またね、と言って会える友達がいた事、また会えることが当たり前ではない事、何気なく過ごしていた日々は実は思っていたより幸せで、もっと大切なものだったという事に気付きました。
何年経っても変わらずに笑い合える友達っていいな。

最後に

くすっと笑えたり、しんみりしたり、と思ったらぶっ飛んだ展開になったり。少年の頭の中を覗いているような感覚になってなかなか面白かったです。
ウルフルズが歌う主題歌「ゾウはネズミ色」の歌詞、メロディも彼らにぴったりで最後まで楽しめました。
友達に会いたくなる作品。










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