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2022.12.20.≪ネタバレ≫ASKAディナーショー東京(夜の部)レポ簡易版


人間、年をとると初体験する場面が少なくなってくる。意識的に新しいことに飛びこみ、チャレンジしない限り“初めて”のドキドキワクワクはなかなか味わえない。 

そんなこんなで、してきました。

初めての体験。 

43年におよぶASKAさんの音楽人生の中でも初めてのディナーショー。

わたくしも満を持して参加してまいりました。

 

正直、いろんなこと冷静に客観的に考えたら確かに割には合わない。

ホテルでのディナーコース料理もつくとはいえ、チケットだけで5万円。ライブ部分は正味1時間程度。

そのために、移動費宿泊費かけて遠征して、それなりの格好したいから普段着ないようなドレスやパンプス、アクセサリー、バッグも購入して、少しでもキレイになりたいとヘアセットも頼んで。 

結局はほぼ迷わず行くことを決めた。「せっかくなら楽しむ」「楽しむならとことん」精神はここにも生きてる。

一人ぼっち参加は慣れたもの。「行けばどうにかなる」の思惑通り、お一人様たちが同じ卓に同席して初めましてから和やかな会話を楽しんだ。


 

スタート前、本人は「僕の音楽人生のなかでもディナーショーはやったことがない。他のアーティストさんがやっていらっしゃるのに参加したこともない。ASKAらしいステージができたら」的なことを話していて、いわゆる世間一般的なイメージである

・客席をぐるりと周り、一人ひとりと握手
・終了後はテーブルごとに記念撮影

なんかはありません、と断言していた。 

ところがどっこい。ですよ。

初日の福岡会場、幕が開いたら本人自らステージから降りてくるわ握手できるわ客席の椅子に座って歌い出すわ、ファンとの文字通りの“ふれあい”を楽しんでいた模様。 

と、なれば、ねぇ。

若干の期待はしちゃうじゃないか❤

 

同じ卓でご一緒した方々と会話を楽しみつつ、お酒飲み放題を楽しみつつ、コース料理も楽しんでいたらあっという間にライトが落ちショータイムスタート!


クリスマス時期にふさわしいゴージャスな前奏の「Smile」を皮切りに、クラシックエッセンスを上品に加えた「背中で聞こえるユーモレスク」、古き良き昭和なテイストのメロディーが心地よい「抱き合いし恋人」、恋人たちの日常を垣間見せてくれるラブラブソング「プラネタリウム」と続きます。

ここでバンメン紹介。

その途中異変が。

ASKAさん、鼻血を出すというまさかのハプニング!!!

どうやらマイクを鼻に思い切りぶつけちゃったのか、鼻血が止まらないみたいでいったんはけた。

その間、「girlといえば」な前奏をひくギターの古川昌義さんが即興で弾き始める。のに合わせ、他のメンバーも演奏。ボーカル不在の、ある意味贅沢すぎるインストだった。 

まだ彼は戻ってこない。 

引き続き、ピアノの澤近泰輔大先生が「FUKUOKA」を弾き出す。自然な流れでコーラスの一木弘行さんが歌い出す。

なんて素晴らしいバンドの結束力。臨機応変な対応力。何よりのホスピタリティ!


感動しているところに御本人ようやくカムバック! 

ASKAさん復活後は、コーラスSHUUBIさんと名曲「Love is alive」をデュエット。岩崎宏美さんの声で脳内記憶しちゃってるから、それとの違いも楽しんだ。 

続いて「思い出すなら」。後半の声の伸びが本当に美しかったです。

 

ここでまた、「なんかまだ変」とASKAさんが再度はける。 

(席が遠くて見えなかったけど、まだ血が止まってなかったのかしら)
 

Breath of Blessで繋いどいて」 の言葉通り、演奏が始まる。そして会場にいたすべての人が知っているであろう名曲「SAY YES 」!!こちらも一木さんがボーカルを務めてくれた。

サラリと書いているけど、ASKA不在時のつなぎに演奏してくれたのはいずれも今回のセットリストに入っていない。ようするに、このメンバーで合わせて事前練習していない曲。 

それをなんの戸惑いもなく、当たり前のように全員で演奏してくれる姿に感嘆、感動、感謝。

 

懐かしく、大好きな「野いちごがゆれるように」の前奏がかかる。ステージ上にASKAさんはいない。 

…あれ?一部でなんだか騒がしい。 

客席に降り立ち、卓の間を歌いながら歩いてるじゃないか!!!

この辺から私の記憶は曖昧。興奮しすぎて。

だって…30年以上追い続けている大好きな彼が、まさに、目の前を歩いてるんだよ?!

もう、うれしすぎて尊すぎて涙が止まらなかった。 

続く「good time」も客席で。真ん中くらいの卓の方の椅子に座って歌い出す。こんなん…もし私の卓で行われたら絶対死んでまう…
 

彼が動くと、我慢しきれない一部のファンたちが彼の後ろを追ってついて回ってしまい、若干もみくちゃな感じに。危ないよ…でも気持ちは痛いほど分かるよ…。


「デビュー当初オリジナル曲6曲しかなかった。アルバムを出すことになり、イチから書いた曲。(今聞くと)歌詞なんかは甘い。甘いけど、23歳のときに書いた記録です」。
デビューから二作目のアルバム『熱風』に収録されている「お・や・す・み」。 

続いては、今回のディナーショーで歌ってくれたら一番うれしい!と個人的に思っていた「世界にMerry X 'mas」。

歌ってくれました!!!!

「雪の降る町 砂の吹く町 みんなで幸せになりたいね」
「罪人の姿で時を行くよりも みんなで幸せの顔をして」
「So happy, and it's Xmas time ここからはじまればいい」

本当に本当に大好きな曲。やっぱり、愛。って素直に信じたくなるね。

ラストは「I feel so good」。

「君がくれた笑顔の数だけ 僕の幸せも増えてゆく」。

まさに私もそう思っているよ。
大団円、大感動。


途中ハプニングはあれど、それをもエンターテインメントにしちゃうほどの超級最強メンバーたちとのステージ、本当に最高でした…


かくして、私の初体験は大感動のまま終わりました。


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