ありったけツアーin台湾振り返り➃~2年前の記録~
【4】
ようやく開場。
チケットの座席番号はわたし的CAライブ史上最も近い3列目。
ステージに向かいやや左側で、司さん&まゆみっくすの真っ正面あたり。
ステージをよくみると国内ツアーにはあった緞帳もない。
開演までの時間、日本のFellowsさん仲間と雑談しつつ、どんどんどんどんテンションが上がるとともに早くも感激の涙が出てくる。
深呼吸し、座席に座ると“例の”オリンピック曲が始まる。
あらためて、ことし2月6日から始まったありったけツアーのこれまでが脳裏に浮かんだ。
思い起こせば、この初日の八王子を皮切りに宇都宮、仙台、武道館、名古屋と文字通り日本各地を巡って楽しませてもらってきた。
そして、こうしてアジアツアーまで。
昨年11月から始まったシンフォニックから、怒濤の活動三昧。
体調、声のコンディション的に不調のときもあったけれど、
常に彼は全身全霊でファンに向き合い続けた。
その集大成を、国内ファンよりさらに長い時間復帰を待ち望み続けた海外のファンの前で披露できる。
どれほどうれしいだろう。
どれほど誇らしいだろう。
どれほどありがたいだろう。
いろんな感情が渦を巻き、オープニング曲の壮大さも相まってすでに号泣。
音楽がピークを迎えると、下手から続々バンメンさんが登場、そして…
大歓声と割れんばかりの拍手の中、堂々とASKAさんが登場した。
復帰ライブシンフォニックの初日、私が一番泣いたのはOn your markでも、1曲目の熱風でも、タイトルソングのPRIDEでもなかった。
彼が、背筋を伸ばし、大股で堂々と歩きステージ中央に歩いてくる、その瞬間だった。
今回もまさに、その登場シーンで早くも感情の高ぶりが最高潮に達した。
ああ、こうして海を渡った台湾で、彼を待ちわび歓迎してくれるファンがこんなにもたくさんいる。
ASKAはやっぱりASKAなんだ。
愛され続けているASKAそのものなんだ。
続く