Day67 : 0820-「私もいつか親になるのかなぁ…」
今、目の前には、生後2か月の赤ちゃんを抱いた、若いご家族がいる。
ママも、パパも、育休中らしい。
パパは 店内に入るやいなや 赤ちゃんのミルクをつくる。
ママは 少し泣きそうな赤ちゃんをあやしている。
ミルクができるとママはそれを飲ませ、
パパはその隙に自分の食事をある程度終わらせる。
機嫌を取り戻した赤ちゃんはパパの手に渡り、
ママは自分の食事をやっと始める。
パパの手に抱かれた赤ちゃんはスヤスヤと眠り、
起こさないようにそーっとベビーカーへ。
役目を終えたパパは、少しほっとした表情と共に
赤ちゃんにブランケットをかける。
誰に教えられたわけでもない。
誰かが指示をしたわけでもない。
だけど、子供が生まれた「親」たちは、
みんなそれぞれに、自身の守るべきものを最優先に生活をする。
その生活が果たして本当に「幸せ」と呼べるのだろうか。
きっと、その過程の中で、育児に悩む人だっているだろうし、
自分の気持ちを壊してしまう人だっているだろう。
それが果たして幸せなのか、
私にはまだ分からない。想像もできない。
だけど、これだけは分かったような気がする。
「子ども」は、みんな愛されている。それは確実にそう。