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フィロデンドロン・セロームを植え替えた話

 昨年から育てている我が家の植物最古参の一人である、フィロデンドロン・セローム(Philodendron bipinnatifidum:以下、セローム)の植え替えを9月にしました。その記録です。


セロームの育成環境など

 昨年10月、今の部屋に引っ越してきて少し経ってから買ったものです。買った時は3.5寸ポットに2株植わった状態で売っていました。初心者でも育てやすいと紹介されていたのと、ギザギザの葉がカッコ良かったのが決め手でした。

購入時のセローム

 最低気温15℃以下では室内の窓際、春から徐々にベランダに出し始め、それ以降は今日までずっと雨ざらしです。夏は50%の遮光ネットを張っていました。また、台風などの強風時は屋内に避難させました。

 実は昨年の春にも一度植え替えをしました。しかし、この夏に気根が一気に伸び、鉢の淵にトグロを巻いた状態になり、さらには鉢の外にも伸びていく状態だったため、今年2回目の植え替えを実施しました。

植え替えの記録

購入時(昨年10月)

 3.5寸に2株、かなり窮屈そうだったため5号のスリット鉢に植え替えました。これから寒くなるということもあり、この後は室内で管理しました。

春の植え替え(5月)

 購入から7ヶ月後。葉の数も増え、気根も鉢の上で巻いていたため、一回り大きい6号鉢に植え替えました。土は家にあった観葉植物の土。有機質で肥料分が含まれているため追加で元肥は入れていません。

植え替え前(5月)
気根がグルグル
細かい根も鉢表面まで張っていました

 根鉢状態でスッポリと抜けました。かなりガッチリと根が張っていいたため根鉢を崩すことが殆どできず、表面、側面と底の土を少し落としたくらいでした。

 セロームといえば根上りといって立ち上がらせるように仕立てる育て方もありますが、我が家のセロームは茎の回りまでガッチリと細い根が張っていたため、土を落としたりできない状態でした。

鉢から抜いた状態

 春から新葉が立て続けに展開していたため、新葉が開いてから次の新葉が出る間を狙って植え替えたつもりでしたが、次に出た新葉は植え替えストレスのせいか一回り小さくなりました。また、古い葉が2枚ほど黄色くなって落ちました。

秋の植え替え(9月)

 春の植替えから4ヶ月後。成長期の春から夏を過ぎて気根が伸びまくったため、今年2回目の植え替えを行いました。

植え替え前(9月)
さらに大きくなりました

 前回は割と苦労せずにポットから抜くことができましたが、今回はガッチリと根が張っており、全然抜けませんでした。ポットを手で叩いてもびくともしなかったため、手元にあったドライバーの柄でポットの側面をガンガン叩きましたが、ほとんど変形せず鉢の一部が破れてしまう始末。少し浮かせた状態で鉢の上の辺を柄で下にガンガン叩くと、ようやく少しズレたため、そのまま叩きまくってなんとか抜きました。

5月の時よりも根がビッチリ
気根も鉢の上に何重にも巻いた状態になっていました
土の表面にはキノコの胞子らしき菌も見えます
気根をほどき、新しい鉢の隙間に入れて植え替えました

 春よりもガッチリと根が張っており、手では全く根鉢が崩せない状態でした。成長期の生長速度恐るべしです。今回は二回り大きい8号鉢に植え替えました。

 一回り大きい鉢に植え替えるといいますが、考えてみれば2株植わっているので成長する根の量も2倍。前回の植え替え時に二回り大きい鉢に植え替えるべきだったのかもしれません。

まとめ

 セロームの生長が早く、今年2回の植え替えをした記録でした。
 基本的には葉は自然に落ちるもの以外切らない主義のため、現状かなり暴れている状態です。写真はありませんが、植え替え後にゴムテグスでいくつかの茎を縛って葉が立つように仕立てましたが、ベランダの柵や他の植物に葉があたっている状態です。本当に大きくなりますね。セロームの生長速度を舐めていました。

 これから涼しくなっていくので水やりの頻度や軒下への移動、屋内に入れるなど、冬に向けて準備しなければいけません。冬に向けてしっかりガッチリ育てていきたいです。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。
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