出生前診断検査(NIPT)結果
2週間前に受けたNIPTの検査結果を聞きに行きました。
2週間前に検査をしてからは、結果のことは考えないように過ごしました。
もしも陽性だったら…と考えると苦しくなるだけで、結果は考えたところで変わらない。
分からない未来のことを悲観的に考えて、落ち込んで日々を過ごすのは勿体無い。
そう思って、少しずつ大きくなってきたお腹を撫でながら、検査時のエコーで元気に動いていたお腹の子を思い出してのんびり過ごしました。
結果を聞きに行く当日は、予約が朝一だったので
子供達を送り出し(次男は頭痛で急遽休み)バタバタと急いで車で病院へ。
マスクを忘れた事に気づき、病院にマスクが売っているか車中で確認しながら向かいました。
院内入り口にマスクの自動販売機があったので
購入して受付へ。
朝一から、すでに待合室はいっぱい。
そんな中、夫婦で来院している方を見ると出生前診断を受けにきたのかな?と勝手に思い夫婦の表情などが気になりました。
不安な気持ちなんだろうな…と。
ただ検診に来ている方ももちろんいますが。
受付から「今日は結果だけですね。検査料金に本日の結果分の料金も含まれていますので本日はお支払いなしです」と聞こえてきて見ると夫婦が立っていました。
この人達も今日結果を聞きにきたんだな…
表情や雰囲気的に良い結果だったのかな…と
待っている間色んな人を観察していました。
そんな時に、呼び出しベルが鳴り検査室へと記載があり行くと、「遺伝カウンセリングをした部屋で結果をご説明しますので、部屋の近くのソファにかけてお待ちください」との事で移動。
ソファにかけて待っていると、遺伝カウンセリングを担当してくれた2人のうち1人が部屋の外で立っていました。
部屋の中はまだ他の方がいるようで、終わり次第声をかけてくれるとのこと。
なかなか部屋から出てこられなかったので、勝手にまた妄想が…結果が良くなくて泣いてるのかな?
今後の相談してるのかな?と。
そうすると、何も考えないようにしていた自分自身の結果についてもすごく不安になってきて急に怖くなりました。夫は仕事で、1人で結果を聞きにきたのでもし陽性だったら1人で受け止めれるのか…
そんなことを考えていると、ドアが開き中から人が出てきました。
泣いてる感じでもなく、至って普通に中の方は出てきました。
それで様子を見ていると、部屋の中にはパソコンの前に男性医師(エコー検査をしてくれた)が1人、外で立っていた女性医師が中は入り遺伝カウンセリング担当をしてくれた女性医師2名と、あともう1名女性医師が出入りして話していて
合計4名の医師が…
その光景を見た瞬間、医師が多いって事は…
悪い結果を伝えられるのかな?と新たに不安が押し寄せてきました。
その瞬間、呼ばれ部屋へ…
席に座ると、結果が書いてある用事がテーブルの上に。
反対向きになっていても、見えた【陰性】の文字。
その瞬間男性医師が「もう結果見えたかな?」
「今回の結果、陰性でした。確定診断ではないので100%ではないですがほぼ間違いないと思っていただいて大丈夫です」と。
「妊娠中期と妊娠後期に、エコー検査もししたければ予約とってください」という話だけですぐに終わりました。
安心してやっとトイレへ。
鏡を見ると、首に青いヒモが…
末っ子の保育所の名札でした。
保育所から病院内(結果を聞き終わるまで)
ずっと首にぶら下げていたようです。
急に緊張感から恥ずかしさへと変わりました。
そして帰るために車へ。
すると急に、涙が溢れてきて1人で号泣しました。
もし、陽性でも受け入れよう。でも陰性であるように願い。なるべく何も考えないように過ごしできて、結果を聞く直前に急に不安が押し寄せてきて結果は【陰性】
妊娠が分かってから、約2ヶ月色んなことを考えて不安で不安で…不安なことばかり考えてきたので
一気にその分の涙が溢れてきました。
安心感と共に、お腹の子に申し訳ない気持ちが溢れてきました。
妊娠がわかって素直に喜べず、不安ばかり募らせて一時は産むか産まないかまで考えて
上の子3人の妊娠発覚時は素直に喜べたのに、今回は予定外でもあり高齢出産だという事もあり素直に喜べ無くて。
でもやっと、一安心して妊娠生活が送れる。
上の子達や、家族以外にも報告ができる。
ただただ産まれてくることを楽しみに考えれる。
それがとても嬉しい気持ちへと変わっていきました。
今日からは、最初喜んであげれなかった分も可愛がって幸せにしてあげよう!元気に産まれてくれるように妊婦生活を過ごそう!と思いました。
気持ちが落ち着いてから、仕事中の夫へLINEで報告。
次に母と姉へもLINEで報告しました。
今回の妊娠を知っているのは、たった3人だけ。
自分の気持ちが落ち着いて、安定期に入ってから他の人には報告する予定です。
この日は帰宅してから、安堵感からか熱が出てダウンしました…
これから出生前診断を受ける方や検査待ちの方 もしくは、受けるか悩んでいる方へ
今回、出生前診断を受けるか悩み受けることを決意して受けた結果
私自身は、受けてよかったと思います。
検査を受けてなかったら、出産までハッキリとした覚悟も持たず曖昧なまま、不安感をずっと抱いて過ごさないと行けなかったと思います。
受けるか悩み、結果が出るまでの2ヶ月は凄く苦しかったけどこんなに妊娠について、障害について、出生前診断について、高齢出産について、色んなことを考える機会ができた事は自分にとって良い経験だったと思います。
3人の子を、妊娠して出産した時には全然考えていなかったし自分がすごく無知だったな。何も知らずに、何も考えずよく3人も産んだな。若さって怖いなと思いました。逆に若いからこそ、何も知らずに楽観的で前向きに過ごせて良かったのかもしれないですが…。
今回の妊娠をきっかけに、障害のある方の本や
voicy(音声配信ラジオ)で乙武さんがリスナーをやっているチャンネルを聞いてみたり(ダウン症月刊などがあり、ダウン症の子は幸福感を感じている子が多い事や保育士として働き始めた方との対談などもありました)
同じくvoicyで産婦人科医saboさん(妹さんが障害を持っている)など色んな方の話を聞き、知らなかったことや世界が見えました。
無料で聴けるのでぜひ聴いてみてください。