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漁師カレンダー2022→2023

瀬戸内海に浮かぶ離島 大崎上島
漁師の高齢化や担い手不足があり、大崎上島周辺の海も環境が変化していて魚が獲れにくくなっているという。
そういった中、僕含め3人(漁師・コーディネーター・写真家)は、何かできないかと大崎上島メバル会を立ち上げることにした。(どちらかというとカレンダーの発行人のためにできた。後付けかも笑。)

とはいえ、今まで海と遠かった僕としては、漁師の世界を全くと言っていいほど知らなかった。漁師さんの生活のサイクルやいつ漁に出ているのか。知らないことだらけ。島に来て魚をさばくことはできる様になってきたぐらいでだった。(自分ではそう思っている笑)

プロジェクトに加わったことで同世代の漁師さんと出会うことができ、徐々に身近な存在になってきている。

大崎上島メバル会 打ち合わせの様子

海に対する思いや漁師に対する思いなどを出し合う。ミーティングを開くと2時間はあっという間だ。
何かで漁師を盛り上げられないか。お魚を食べてもらえないか。瀬戸内海の現状を知ってもらえないか。毎日見るカレンダーを作って漁師さんや海との距離を近くできるんじゃないか。etc…

コロナ禍で大丈夫か、漁に同行させてもらえるのか、そもそもカレンダーに載せるのOKもらえるかといった心配事もあった。
まあ、でもやっていきながら考えましょう。そんな感じで撮影は進んでいった。
完成したことは、嬉しかった。「ほっとした」ほうが正解かもしれない。

無事できた大崎上島漁師カレンダー2022

撮影させていただいた漁師さん(90歳)の息子さんから「このカレンダー、親父が自分の写真をみてまた頑張ろうってちょうど体調を崩してた時だったけど、これを見てさ、勇気づけられたみたいよ。」嬉しい言葉だった。
これからも続けていけると思った。

さてさて、そろそろ1月も終わりを迎える。
2月から2023年版カレンダーの撮影スタート。
今年はさらにバージョンアップした内容にしていきたいし、
完成までの出来事を記録として残していこうと思う。

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