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中学受験中堅校の出題分析

出題傾向については、保護者が早めに確認しておくことをお勧めします。

具体的には、基礎問題と応用問題の出題割合、応用問題の傾向(例:記述問題、思考問題、知識の深掘り等のどれが出やすいのか)で分類できます。
※主に首都模試偏差値45〜60未満の学校を想定しています。

保護者が実際に問題を解いてみたり、受験直前には学校主催の対策セミナーを開催する学校もあるので、積極的な参加をお勧めします。
早く知れれば早く対策ができるので、そのためにも早めの志望校選択は重要と言えます。
また、あまりにも傾向が異なる学校の併願は子供にとって負担が増します。
記述には記述の練習が、思考には思考の練習が、深く広い知識の詰め込みにはそのための時間が必要となります。
最終的には1番行きたい1校に受かれば良いのです。手広くやり過ぎて全滅するのは避けたいところです。
そのために何をすれば良いかを一緒に考え導いてあげるのが保護者の役目だと思います。

となると、各学校の出題分析にもそれなりの時間が必要となります。
このあたりは専門家である塾にお任せしたいところですが、いかんせん中堅校が多すぎるのです。
国の教育改革を意識して出題傾向を変えてくる学校もありますし、新設の学校も増えています。
その全てを塾が網羅しているとは限りません。
新設校はいわゆる赤本(過去問)がない学校もあったりするので、その場合は学校説明会で収集した情報をコピーして塾の先生にも共有していました。

また、私立だと方針の近い他校との交流を積極的に行っている学校があります。
その場合には、交流校も志望校の候補になり得ますし、近い思想で受験問題を作成されるので、過去問も参考になります。

我が子は第1志望校と交流のある他校を第3志望校としており、過去問も積極的にやったところ、何と2/1の第1志望校の国語の試験で同じ小説を題材にした問題が出されたそうです。
もちろん問題は異なるものの、既に塾で読み込んだ文章に基づく出題だったため、かなりのアドバンテージを感じたようです。

受験問題には学校の思想や哲学が色濃く反映されています。
そのあたりが近しい学校の過去問にもぜひ挑戦しておきたいところです。

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