「心」と「行動」のお話1
この記事は、2020年7月17日に配信した、私のメルマガ「魔女の手紙」の内容をリライトしたものです。
こんにちは。藤原です。
さて、たまには私の得意分野のお話を。
「心」と「行動」のお話をしようと思います。
アロマアナリーゼという香りを使った心理分析は
認知行動療法という心理学の手法を参考にしています。
私たちは
「感情」「思考」「行動」という
3つ認知機能があります。
これらは、それぞれがお互いに影響しあっていて
感情から思考になることもあるし
感情から直接行動になることもある。
逆もあって
思考から感情が生まれることもあるし
行動から感情が発動することもある。
例えば、
瞬間的に「カッ」ときた(感情)けど
冷静に考えてみたら(思考)私が悪かった。
というのは、感情 → 思考。
もらい泣き(行動)している間に
なんだか嬉しい気持ち(感情)になってきた。
というのは、行動 → 感情。
この3つを「認知トライアングル」と言います。
で、
この認知トライアングルに
不自然さが生まれると
心が病んでいくし、心が荒みます。
例えば
瞬間的にカッときた
明かに相手が悪いんだけど
ここはグッと怒りを収めた。(感情の抑制)
とか
泣きたいくらい悔しかったけど
大人気ないから我慢した。(行動の抑制)
とか
母親が大嫌いだけど
そんなこと思うのは人としてどうかと思うので
考えないようにしている。(思考の抑制)
とか・・・
心理療法には
様々なアプローチがあります。
なぜ怒りを感じたのか?
という原因療法。
怒りを鎮めるためにどうするのか?
というアンガーマネジメント。
母親とのトラウマを解消する
インナーチャイルド療法。
などなど、色々ありますが
行動療法は
三つのうち「行動」にアプローチします。
感情や思考は
表に出にくい。見えない。
この三つのうち
「行動」だけが唯一表に出ているからです。
そして、「行動」は原因ではなく結果です。
この「結果」の受け取り方を変えていこう。
というのが行動療法の考え方です。
長くなったので
次回、さらに詳しくお伝えします。
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