アロマセラピストが癌になっていいの？

2023年5月、乳がんの手術をしました。
ちょうど1年経過。まだ抗がん剤治療中ですが、8月には一旦終わる予定。

私のようなプロのアロマセラピストが「癌」に罹患したことを、あなたはどう思ったでしょうか？

「癌になったのならセラピストを辞めるべきだ」と言った人もいました。
それ以外にも
「癌患者に施術をしてもらおうと思えない」とか
「あなたが癌患者だからお客様や生徒さんは”気を使って”あなたのサービスを購入していることに気づいた方がいい」とか
本人が意図しているかどうかは別として、グサグサと傷つけられるような言葉を投げられることもありました。（私は傷つかないとでも思っているのかしら？）

確かに、アロマセラピーで心と身体の健康を謳っているアロマセラピストが「癌」になっていたら全く説得力はないし、「何やってんの？アロマって全然ダメなんじゃないの？」って思うでしょう。
それが私が一番気になったところです。

でも、言い訳をさせてもらうなら、だからこそ「過信」していたのかもしれません。
私は毎日精油に触れていたし、気功や瞑想などでメンタルの調整もしてきたつもりでした。
十分だとは思っていませんが、普通の人よりはマシだと思い込んでいて、無理をしていたのかもしれません。
誰かと比べる必要はない。と、いつも言っているのに、私は「普通の人」と比べていて、アロマセラピストだし気香療法師だし、大丈夫と、自分の基準を見失っていました。

だからこそ今は「誰かと比べる必要ない」「自分の感覚が大事」と、声を大にして言いたい。