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自分軸は要らない?

自分軸って何か?って言う話を、このところ立て続けにしているので、noteにも書いてみようかな。

よく「自分軸が大事」「他人軸はダメ」とか、「自分軸を持とう」とか言ったりします。私も言うかもしれない。
随分前に、ある生徒さんが
「私、”自分軸”って言葉が嫌いなんです」と話されていました。なぜ嫌いなのか?と言う話にならなくて、さらっと流れてしまったのですが、この言葉は印象に残っていました。

そしてつい先日、うちのスタッフが「自分軸ってなんですか?私にはそれが無いんです!!」と切実に訴えてきたのです。
でもよくよく話を聞いていたら、めっちゃ自分がある人です。ただ、確かに「軸」とは違う。
何かとても多面的で、包容力があるし柔軟。
「ああ、軸ではなく面なんだね」と私は分析しました。

強いて言うなら、立体構造なんです。一本の軸で立っているのではなく、4面の壁で立体的に立っている感じ。だから、軸はないけど、かなり強固な造りになっております。
なんだったら、私よりも頑固ですし、自分があります。
ただ、受け入れ度量が大きい。

そう分析したら、本人も納得していました。

そしてふと、これまで出会った人たちを振り返ると、そう言う人って案外いるのかもしれないと思ったのです。

そう言う人は、割といろんな人の意見を柔軟に取り入れるし、取り入れるだけでなく、その直後にまるで「これまでもそう言う人でしたけど、何か?」って言うくらいの勢いで、自分のものにしてしまいます。
なので、見方によっては、流されやすい、染まりやすい、と見えます。

でも、取り入れないものは、絶対に取り入れません。社交辞令くらい言えば良いのに、と言うくらい不器用にそれを受け入れない。
「いや、それ無理なんで」「それ、本当に良いですか?」と、にべもなく拒絶します。

立体で囲まれた自分を持っているので、「自分王国」があるような感じです。
いませんか?そう言う人。

そう言う人って、軸が無いので時々ちょっと上から「あなたの軸を作らないと大変だよ」とか「自分軸がない」とか言われて劣等感を持っていたりします。

でも、そんな人に軸は不要です。あれば邪魔です。
だって、4面の壁に囲まれた家の真ん中に、意味のわからない軸がどーんとある感じ。邪魔でしかないですよね。
面で支えられているから大丈夫です。

そう、こう言う人の特徴は「支えられて生きている」と言うこと。
なぜだかいつも誰かが支えてくれているんです。ちょっと「できない」ように見えるのもある意味で特徴。でも、できるんです。かなり優秀です。

ちょっと憧れます。
私、軸しかないんで。
しかも、自分軸が「自由」ときているので、捉え所がない、と言われています。
自分軸が自由って、軸なの?自由なの?って感じですよね。
自由を軸に生きています。

と言うことで、人には軸と面があると言うことでした。
あなたはどちらでしょうか?

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