ファジアーノ観戦記 2022年6月25日 水戸ホーリーホック戦
夏の観戦
今年の現地観戦は、町田、大宮に続いて3戦目。夜にサッカーを観戦するのはこれが初めて。常磐線に二時間揺られ水戸駅に到着。水戸駅北口のバス乗り場の4番のりばから、市立競技場行きのバスに乗る。バスに差し込む日差しの強さを感じながら、夜開催でよかったと心底思った。
スタジアムには今年もスタグルの屋台やキャンピングカーがずらり。焼きそばやラーメン、季節柄のかき氷その他いろいろ。今年はケバブで体力回復。かなりの量でしたが、ぺろりといけました。応援で体力使うから、肉の補充は必須。
青い応援席と夏の空
水戸のスタジアムは現地観戦を始めて3回目、スタジアムの雰囲気もすっかり馴染んで、ああ今年も来れたんだなとしみじみ。
水戸の応援席は、今年も青が綺麗。ついカメラのシャッターを押したくなってしまう。
試合開始のころには日が傾いて、風がやや強めで暑さが和らぎ、かなり楽な気分に。前半10分のころにふと空を見上げると、夏の雲が浮いていた。夏が来たんだな。
バーーーイス!
今回試合で注目していたのが、春からチームがどう変わっているのか。特に守備。町田戦では3点取られて悔しかったけれど、今回はCBとゴールキーパーの鉄壁の安心感がすごい。攻め込まれてもバイス選手と柳選手が立ちはだかり、突破したと思ったら堀田君がセーブ。さらにバーとポストもゴールを守る。うちには何人キーパーがいるんだ。
そうこうしていたら前半20分、PKをゲット。(この時は応援席と反対側のゴールのため、何が起こったのかよくわからなかった。)蹴るのはバイス選手。しばらくの間のあと、きっちり決めて1点先取。ゴール守って点を取って、うちのディフェンス陣を自慢したい。
大喜びの岡山サポ。そのまま前半は終了。このまま終わってくれればと思っていたけど、相手は水戸。そんなに簡単に行くわけがなかった。
応援
後半になると、前半以上に水戸が攻めてくる。猛攻に次ぐ猛攻。なんとかしのぐが、逆転されてもおかしくない状況になってきた。岡山サポと一緒に手拍子で選手の背中を押す。空がすっかり暗くなり、入場者数が2777人と表示され、いよいよ試合は終盤へ。
どうにか耐えてほしかったけれど、後半89分にとうとう追いつかれる。思わずため息が漏れる。
逆に盛り上がったのは水戸の応援席。ゴールで歓声があがり、応援も押せ押せモード。その後も水戸の選手が攻める度に水戸のサポーターの歓声が大きくなる。その応援の迫力に鳥肌が立った。相手チームの応援に圧を感じたのはこれが初めてだった。入場者数2777人より多いんじゃないのか。この迫力は何だろう。
一方の岡山側も負けてはいない。太鼓をたたき、一番前にいるサポーターが煽る。
岡山の選手が水戸ゴールに迫ると「持ってこい!」「ゴールに入れろ!」
思わず声が出たのだろう。皆必死だった。選手と一緒に戦っている、そんな一体感があった。
J1昇格を明確に目標に掲げ、現在昇格に手が届く順位にいると、応援はこんなに変わるのか。現地だからこそ感じる空気があった。
「負けなくてよかった」引き分け
終了間際まで攻められるも、1-1でドロー。岡山からしたらいい試合内容ではないだろうけれど、アウェイで勝ち点1を取れたのは御の字。
確かに強くなっているのが嬉しい。そろそろ勝ち試合を見たい。帰りの電車内で早速次の観戦の予定を計画する私だった。
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