30歳独身女　モラトリアムと言われる。

『モラトリアムだね』

そう言われた。

先日仕事をしていた時のこと。

3年目になる職場、アルバイト、

現在はタイミングが合えばシフトに入る。

という働き方をしている。

モラトリアム発言をしたのは、

今年入社した年上の社員さん。

会話の始まりは、

『正社員にならないの？』

だった。

私は例のごとくテンプレートの様に

『私、協調性ないし、

人の言うこと聞きたくないし、

みんなと同じことしたくないし、

集団行動できないし、

社会不適合者なんですよ。

会社で正社員として

働くこと向いてないんです。』

と答えた。

文字に起こしてみて、第三者目線で見てみると

かなりやばいやつだ。

出来れば友達になりたくはないが、

面白いやつかもしれない。て感じ。

『モラトリアムの意味知ってる？』

と言われて

『レミオロメンのモラトリアム

って曲しか知らないです』

って答えた。

速攻ググった。

"モラトリアム（moratorium）は、「しばらくの間やめること」を意味します。 政治・経済・金融などの分野では、戦争・恐慌・天災などの非常時に社会的混乱を避けるため法令により「金銭債務の支払いを一定期間猶予すること」をさします。"

とGoogle先生は教えてくれた。

がよくわからない。

よく調べて分かったことは、

『大人になる年齢なのに、

大人になれきれない大人』

みたいな、とっても、だらしない人みたいな

表現だった。

モラトリアム発言をした彼が

どう言う気持ちで言ったのかは

わからないけど、

レミオロメンは

上手くやるだけが全てじゃない

ってモラトリアムを歌ってた。

私はみんなと同じ様に

普通でいたかったけど、

みんなと同じ様に就職して、

正社員になって、

月曜日から金曜日まで

9時17時で働いてって、

やりたかったけど、

やり抜くことができなかったから、

別の方法で私なりに頑張って

もがいて生きているだけなんだけどな、

きっと周りから見たら、

言ってることとやってる事と矛盾

してるかもしれないし、

ただただ甘えて、怠けているだけの人に

見えてるかもしれない。

けどそんなことほんとはどうでも良くて、

両親がが東京を離れ、

東京に1人残り、2年目、

定職にはつかずに、

さまざまな働き方を模索しながら

なんとか生きている。

人がなんと言おうと、

なんと思われようと、

やるだけやって生きている。

それだけで充分だと思うんだけどな。