繊維としての"麻"
日本古来の"麻"に関わって約9年になりますが、
大前提として私が興味があるのは繊維としての麻です。
それは茎から繊維をとって糸にするという部分であり、あくまで素材としての"麻"ということです。
なぜこういう書き方をするかというと、
"麻に興味があります!"という人と色々出会うのですが、いまいち話が噛み合わないことがあります。
麻に興味があります!という方たちの中で繊維としての麻に興味がある方はかなり少数で、
たいてい "医療大麻が・・・・"、とかCBD オイルとか ちょっと私とは方向が違うパターン。
こちらの方面は同じ麻の話かもしれませんが、よくわからないし興味もありません。
麻の話をしているようでまったく会話が噛み合いません。
あと、精麻を神社に奉納したい人もよくわかりません。
その精麻 使いたいです、と思ってしまいます。
私が麻の糸績みと出会ったのは「麻糸績み後継者養成講座」です。
講座にするってどうよ?と思いつつも、麻の糸績みをやるには講座を受講する以外方法がありませんでした。
ちょうど同じ時期に羊毛をスピンドルで紡ぐことやチャルカで綿を紡ぐWSに参加して、麻以外の糸づくりも少し学んでいました。
たぶん糸づくりに興味があったのだと思います。
それは当時から変わってなく、織って布にする過程まで学ぶでもなく、いまだに糸をつくっています。
ちなみに、麻糸はサンキャッチャーやガーランドの糸になってたりします。
丈夫なのと、光に当たった時の輝きが美しいのでそういう使い方をしてました。