地球が今までと違う振る舞いをしている
地球が明らかに今までとは違う動きをし始めている。
候変動の影響で地球の自転軸がずれた──最新研究
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2021/04/post-96180.php
これによると、「1980年以降、北極点と南極点の位置は約4メートル移動」し、このうち1990年代以降の移動の主な原因は氷河の融解だと考えられているようだ。
氷河が融解してなぜ地軸がずれるのかというと、「地軸が地球の表面と交差する点である地理極(北極点と南極点)は固定しておらず、地球上の質量の配分が変われば、地軸と地理極が移動することもある。科学者たちは、(温暖化による)氷河の融解が原因で大量の水が移動したことが一因で、地理極が急速に東方向にずれている」とのことだ。
さらにはこんな話もある。
地球の自転が急加速中! 史上初、時間を1秒引く「負のうるう秒」が検討されている
https://nazology.net/archives/79057
「『IERS(国際地球回転・基準系事業)』の公式データによると、地球の自転は過去1年で急速に速くなっていることが判明」したそうだ。
地球の自転速度には月の引力が影響している。月は地球から少しずつ離れていて、大昔はもっと月が地球に近く、地球の自転速度も速かったらしい。現在も月は毎年平均約3.8cmずつ離れていっているという(https://creators.yahoo.co.jp/uchuyabaichkyabechi/0100155544)。
月が離れることで、地球の自転速度は遅くなっていくそうだ。(詳しい説明は下記)
そんな中で、「2020年に、突如として長年の傾向が逆転し、地球の自転が24時間より短くなり始めた」という。
2020年は過去50年間で地球が最も早く回転していたという。
自転が早くなったと言っても-1.46ms(1ms=0.001s)なので、人間の感覚では気づかないけれども、原子時計では「うるう秒」を足すのではなく、引くことも考えなければならないとのことだ。
気候変動もそうだが、様々な環境面の変動が今始まっている。私たちはこれまで地球が大丈夫だったから、これからもずっと大丈夫と思ってはいけない。
これまで足元の地球を無視して、あらゆることを経済中心で人類は進んできた。しかし、もうそれは通用しなくなる時代が来ている。なぜなら地球そのものが変化し始めているからだ。前提条件が変わってしまっているからだ。
私たちはこの地球上に住む生き物だ。地球がなければ生きてはいけない。私たちはそれでも地球を汚染し続けるのか、それとも、それを反省し、私たちの子どもたちが美しい豊かな地球に暮らせるようにするのか。
私たちには自由意志があるので、どちらを選ぶのも自由だ。しかし、自由意志には責任が伴う。どのような結果になっても、その責任を負わなければならない。
結果的に人類が生存できない未来を享受するのか、共に豊かに暮らす未来を享受するのか、その選択の時を今まさに迫られている。