人生の出発は、つねにあまい。まず試みよ。破局の次にも、春は来る。(太宰 治)
3月もいよいよ終わり、あと数日で4月。たくさんの人が新しい環境でのスタートを切るタイミングですね。
この言葉のあまい、という言葉は味覚の甘いに近い感覚で書かれた言葉のようです。
私が新入社員に研修を行う際、必ずお伝えしていたのは「始めたばかりの人が失敗するのは当たり前。みんながそう思う時期にできる限り沢山の挑戦をして失敗したほうが、その後の役に立つ」という事です。
心からそう思ってお伝えしていますが、言うが易し。さて、自分はどうかと胸に手を当ててみる。
もう40代だから、、、
課長だし、、部長だから、、店長だから、
親だから、、、
自分の役割、立場、年齢を理由に失敗を恐れ、挑戦を忘れている事は多いように思いました。
失敗は、恥ずかしい。
失敗の後処理が面倒くさい。
恥をかきたくない。
自分をカッコよく見せていたい。
他人に失敗だと批判されるかもしれない。
そんな状況に陥った自分を見たくない。。。
私にはそんな思いがいつも付きまといます。
でも、思うことは、自分の先輩がみんなそんな風に自分を守っている人たちだったら、どうだろうか。ということ。
私がキャリアコンサルタントを目指した理由の一つに、活き活きと自分のやりたい事をやって、社会と繋がって生きていくシニアを増やしたい。安心して楽しく生きているシニアが増えれば、それを見る若者は安心して楽しく生きていける。という思いがありました。
だから、私自身も、恥ずかしさや面倒くささを少し脇に置いて、この年でも挑戦をして行こうと行動を心がけます。
すると、想像していたより周りの人たちが優しい声をかけてくださったり、やってみて分かる自分の気持ちなどにも気がつき、挑戦のハードルが下がっていきます。
勿論。批判的な意見、批判的な人もいます。けれども、応援してくださる方は必ず現れて、その方々の声や存在は、批判的な声をかき消す程に嬉しいものです。
年齢や時期に関係なく様々な不安に打ち勝ち、挑戦をする事は、あなた1人の為だけではなく、それを見た人に勇気を与える事になるはずです。
空と鳥はどんな状況でも、どんな人の挑戦にも寄り添っていきたいと考えています。その為に私もまた皆さんと一緒に挑戦を続けて行こうと思います。
破局の次にも、春は来る。
恋多きと言われる太宰治らしい、お茶目な言い回しだなと思いました。
確かに私も、やってみて「あ、これはなんかちがったな!」と思うことがたくさんあります。
それはそれ、違ったと思えたら儲けもんだなと、思います。
やらないでいると、ずっとその事が心と頭を縛ります。自由でなくなるのです。
やってみて違うなら、やめる。ただそれだけの事。
そしてまた、違う挑戦をして、コレだ!と思うものに近づけていく。そんな感覚も良いと思います。
行動して、体感で感じた感覚を信じる。
空と鳥は、皆さんの行動を応援していきたいと思います。
今日もお読みいただきありがとうございました。
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