【最初に見て!】挫折しない動画編集者は作業フローを見える化する&整理整頓が上手
「動画編集って作業量膨大で挫折しそう」
「あんなに作業してこの薄給…」
「副業で動画編集始めたけど作業大変すぎ」
その悩みめちゃわかります…。
そして、そんなあなたに共有させてください。
ぼくは副業でゼロから始めたゲーム系YouTubeチャンネルで登録者3,000人達成したのち、その後クライアントワークによる動画編集を本格化し3か月で月40万円の収益化に成功し、現在はフリーランスとして活動しています。
そんな僕だからこそお伝えできる、動画編集で挫折しないためのポイントは、
編集工程のフローを見える化する
いらない作業を徹底的に削る
「最初はキツいけど、経験で上達する」というマインドを持つ
これらが非常に重要だと考えます。
本記事ではこれらのポイントの足がかりとして、動画編集を効率化するためのフローとフォルダ管理に焦点を当てて、共有をさせていただきます。
動画編集初心者の方・動画編集を副業にしたい方などがご覧いただければ、きっと役に立つ情報がちりばめられているかと思いますので、ぜひご覧いただけたら嬉しいです。
※本記事はAdobe Premiere Proの使用を前提としています。
1.【マルチタスクはだめ】やることは最初に決める
結論として、
「最初にやることを全部決めて、あとは作業に没頭する状態を作る」
ことが成功の鍵です。
動画編集で挫折しやすい原因のひとつに、
「考えながら作業を進めるマルチタスク」
が挙げられます。
たとえば、編集の途中で素材を探しに行ったり、テロップデザインを考えたり、BGMやSEを選びながら作業していませんか?(実は僕も時々やってしまうのですが…←おい)
ただし、こうしたマルチタスクは、生産性を大幅に下げる原因になります。以下は、研究によって指摘されているマルチタスクの弊害です。
これらの研究からも分かるように、動画編集のような集中を要する作業では、「最初に計画を立てておくこと」が重要です。
あらかじめ編集に必要な素材やデザインを準備しておくことで、作業中に迷うことなく進めることができます。
2.【まずこの通りにやる】動画編集の作業フロー
それではある程度汎用的な動画編集の作業フローを下記に示します。
一般的な動画編集(テレビ番組や高度なカラコレが必要な場合など以外)はおおよそこのフローが適用できると思っています。
素材管理用フォルダの作成
素材収集
音量調整
動画のカット
文字起こし
テロップ調整
ラベルによる色分け
テロップ作成(一緒にカットの甘いところ確認)
画角調整
アニメーション適用
SE適用
BGM適用
確認
書き出し
書き出し後の最終確認
この15ステップがおおまかな作業フローになります。
もちろんひとつひとつの工程で必要な作業をさらに細分化する必要はあります。
ですがこのフローを活用することで、各工程に必要な作業が明確になり、無駄な動きを減らすことができます。
初心者の方は、まずこの流れをそのまま試してみるのがおすすめです。
編集内容に応じて順番を入れ替えたり、必要な工程を追加したりしながら、自分に合った方法を見つけていきましょう!
※各工程の詳細については今後の記事でご紹介していきます。
3.【整理整頓がすべて】おすすめのフォルダ管理はこれ
「フローなんかわかったところで作業速くならんやろ!」
「ワイは作業効率化したいんや!」
で、ですよね…。
そんなあなたのために作業効率化に役立つ具体的な作業ステップを今回の記事から解説させていただきます。
今回は、フォルダ管理のコツを中心にお話しします。
📒素材管理用フォルダの作成
わかりやすいフォルダ作成はプロジェクト進行の"肝"です。
ぐちゃぐちゃなフォルダ管理をしてしまうと、その時は覚えていても、
あとでどこに何があったのかわからなくなり、必要な素材を探すだけで大きな時間ロスになります。
コツは"自分が見てわかるフォルダ管理ではなく、誰かが見てもわかるフォルダ管理をすること"です。
下記にフォルダ管理の例を示します。
初心者の方は丸パクリしていただいて構いません。
「守破離(しゅはり)」ともいうように、まずは良さそうなものをどんどん真似して、あとで各々やりやすいように変えていけば良いと思っています。
◆フォルダ管理例
◎フォルダ名:クライアント名
1クライアントにつき1フォルダ作成し管理していくのが良いと思います。
下記画像内の一番上のフォルダでは"【コピペ用】Pr用フォルダ管理例"という名前で記載していますが、このフォルダ名はクライアント名(クライアントA、○○様、株式会社○○など)にしておくと分かりやすいです。
このフォルダを"親"にして"子"フォルダを複数作り階層を分けていきましょう。
◆"親"フォルダの下に作る"子"フォルダの管理例
親フォルダ直下の子フォルダの管理例を下記画像内に示します。
全部で00~05のフォルダがあります。
上から「00_Document」「01_Project」「02_Media」「03_Render」「04_Export」「05_Preset」となり、順番は何でもよいです。
英語で記載しているのはカッコつけではなく、海外のソフトウェアやツールで日本語フォルダが認識されない場合があるからです。
英語での命名に慣れるのが吉です。
(英語名がわからない方は、ググるかAIに聞いてみてくださいね。)
それでは各フォルダについて簡単に解説をしていきます。
◎00_Document:クライアントとの打ち合わせメモなどを格納するフォルダ
◎01_Project:Premiere Proのプロジェクトファイルを格納するフォルダ
→クライアントごとに案件が複数になることがありますので、Projectフォルダの中にも「案件A」「案件B」・・・などのように複数の子フォルダを作成し管理していくと、より分かりやすいです。
◎02_Media:案件に使用する素材を格納するフォルダ
→Mediaフォルダの中にも子フォルダを作成し階層分けしていきます。階層分けの例は下の画像に示します。
子フォルダばかりで恐縮です…。
でも、わかりやすいフォルダ管理は、後々の編集作業に大きく響いてくるのであしからず。
このMediaフォルダは「01_Camera」「02_Image」「03_Movie」「04_Narration」「05_SE」「06_BGM」の全6個の子フォルダに分かれています。
上から順にどんなフォルダか簡単に記載させていただきます。
〇01_Camera:クライアントから共有された撮影素材を入れるフォルダ
〇02_Image:クライアントから共有された画像素材や本案件を進めるにあたってDLした画像・イラスト素材を格納するフォルダ
〇03_Movie:クライアントから共有された動画素材や本案件を進めるにあたってDL・作成した動画素材・エフェクト素材を格納するフォルダ
〇04_Narration:クライアントから共有された音声や本案件を進めるにあたってDL・作成した音声素材を格納するフォルダ
〇05_SE:クライアントから共有されたSEや本案件を進めるにあたってDLした効果音素材を格納するフォルダ
→SEフォルダについてはさらに子フォルダを作成するのがベストです。
"ポジティブ系(明るい雰囲気の効果音)"や"ネガティブ系(ガーンなどの暗い雰囲気の効果音)"、"汎用系(太鼓の音や柏木の音など汎用的に利用できる効果音)"など編集の際に実際に使用する際の雰囲気に応じたフォルダ名で階層分けしておくとよいです。
〇06_BGM:クライアントから共有された音源や本案件を進めるにあたってDLした音源・BGMを格納するフォルダ
それでは元の子フォルダの説明に戻りますね。
◎03_Render:Premiere ProやAfter Effectsで書き出し(レンダリング)したデータを格納するフォルダ
→ここに格納する動画データの名前は【初稿】や【修正.01】・・・など、クライアントからの修正回数に応じたものにするとより分かりやすいです。
◎04_Export:クライアントに実際に送る書き出しデータを格納するフォルダ
→このフォルダは慣れてくるとあえて作成しなくても良いかもしれませんが、最初のうちはこれくらい丁寧にやるのがいいと思います。
特に"ギガファイル便"を使用して共有してくれと言われることが多々ありますので、その際の送付用データを格納するフォルダとしておすすめです。
◎05_Preset:クライアントごとのテキストスタイルのプリセットやアニメーションプリセット、モーショングラフィックステンプレートなどを格納するフォルダ
→Premiere ProやAfter Effectsでは一度作成したテキストデザインやアニメーションは使いまわし可能なプリセットとして保存できますので、クライアントごとに作成し、まとめておくのがおすすめです。
以上がおすすめのフォルダ管理例になります。
1つのフォルダにすべてをバラバラに格納するよりも圧倒的に、素材などを探しやすくなりますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
4.【次回予告】おすすめの素材収集方法
次回は「素材収集」にまつわるお話を共有します。
おすすめの素材サイトなども共有させていただきますので、ぜひ参考にしてみてください。
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