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ChatGPTと教育

こんにちは。空飛ぶチェリーパイです。
先日カフェでお茶をしていたら、買い物帰りの親子が学校の宿題をやってました。
「懐かしい〜」なんてノスタルジーに浸っていたら、分からない問題があったらしく、『ChatGPTに聞くからスマホ貨して』とお母さんからスマホを取り上げてました。
すぐに解決したみたいで、宿題を終わらせて帰路に着いたんですが、ChatGPTもここまで来たのか…と感心しました。


国内の教育現場におけるChatGPTの位置付け

文部科学省は2023年7月4日、小・中学校や高校における生成AI(ChatGPTやBing Chat、Bardなど)の取り扱いについて暫定的なガイドラインを発表[1]

記載されれる内容をざっくり要約すると、生成AIの教育利用の方向性として「生成AIがどのような仕組みで動いているかという理解」や「生成AIを使いこなすための力を意識的に育てていく姿勢」などを打ち出している。
一方で、「生成AIには個人情報の流出や著作権侵害のリスク、偽情報の拡散、批判的思考力や創造性、学習意欲への影響など様々な懸念も指摘されている」として過度な利用ではなく、適切な注意も喚起がとなっている。

教育現場におけるChatGPT利用のメリデメ

上記リスクや懸念に十分な対策を講じられる学校では、まずは試験的に取り組むことが適当であるのではないか

具体的な活用事例としては:
「教師が⽣成AIが⽣成する誤りを含む回答を教材として使⽤し、その性質や限界等を⽣徒に気付かせること」
「グループの考えをまとめたり、アイデアを出す活動の途中段階で、⽣徒同⼠で⼀定の議論やまとめをした上で、⾜りない視点を⾒つけ議論を深める⽬的で活⽤させること」
「英会話の相⼿として活⽤したり、より⾃然な英語表現への改善や⼀⼈⼀⼈の興味関⼼に応じた単語リストや例⽂リストの作成に活⽤させること、外国⼈児童⽣徒等の⽇本語学習のために活⽤させること」などを挙げている。

不適切な活用事例としては:
「⽣成AI⾃体の性質やメリット・デメリットに関する学習を⼗分に⾏っていないなど、情報モラルを含む情報活⽤能⼒が⼗分育成されて いない段階において、⾃由に使わせること」
「(夏休みの読書感想文など)各種コンクールの作品やレポート・⼩論⽂などについて、⽣成AIによる⽣成物をそのまま⾃⼰の成果物として応募・提出すること」「定期考査や⼩テストなどで⼦供達に使わせること」などを挙げている。

実際国内の小学生の利用率って?

教育サービス大手のベネッセコーポレーションは昨年6月、全国の小学3年生から6年生とその保護者1032組に「ChatGPTの利用に関する意識」を知るためのアンケート調査を実施した。
それによれば、調査対象となった子供たちの約2割が「ChatGPTを知っている」と回答。「知っている」と答えたうちの約7割が「(ChatGPTを)使っている」と回答した。つまり全体の14パーセント程度はChatGPTを使ったことがあると見られる。
※これら子供たちの回答は、保護者が子供に質問する形式で聴取している。

保護者では6割が肯定的、約3割が否定的な意見(まぁそれはそうか)
ChatGPTを使うときに注意すべきこととしては、やはり親子共に「正しい情報かどうかを確かめる」「個人情報は入力しない」「ChatGPTが書いた文章をそのまま使わない」などが9割前後を占めた。

これらの調査結果を受けて、ベネッセでは生成AIを活用して小学生の夏休みの自由研究を支援する無料サービスを開始している[2]。パソコンやスマホから自分の興味があることなどを伝えると、生成AIが研究テーマや調べ方についてアドバイスしてくれるという。

ChatGPTと教育、上手く共存するためには

教育とChatGPTの共存には、AIを教育のツールとして活用し、自己学習を促進することが重要と考える。

ChatGPTを活用することで、教育プロセスの柔軟性と効率性が向上する可能性があります。例えば、教師が一度作成した教材を再利用したり、生徒が自分のペースで学習したり、教育内容を即座に調整したりすることができます。これにより、教育機関はより多くの学習ニーズに対応し、効果的な学習環境を提供することができるかもしれない一方で、倫理とプライバシーの問題にも注意を払う必要があります。

教育機関と政府がガイドラインを策定し、生徒の個別ニーズに応えつつ、偏見や誤情報をフィルタリングする仕組みを整えることが求められます。これらの取り組みを通じて、AIと教育が相互補完し合い、生徒の学びを促進する未来を築いていくことができます。

では、また。

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