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Pilot's note NZ在住Ashの飛行士論

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NZ在住のパイロットAshによる飛行士論です。パイロットの就職、海外への転職、訓練のこと、海外エアラインの運航の舞台裏などを、主に個人的な経験に基づいて事実と意見を織り交ぜ、毎回…
自分が訓練生だった時に、こんなレポートがあったらよかったな!と思えるような内容を意識しています。自…
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#面接

Pilot's noteの有料記事を全て「返金可能」としました!

いつもAsh のnoteをご覧いただきありがとうございます。メインで「運航」しております有料マガジン「Pilot's note」についておしらせします。 この度、有料マガジンご購入者の方々の利益を守りつつ、より多くの方に私の有料記事を読んでいただくために、有料マガジン「Pilot's note」に格納されている全ての有料記事について、本日ご購入分から「返金可能*」としました。同時に、各記事の価格の改定も行なっています。 ほとんどの記事でちょい値下げしました。 有料記事の

タイプレーティング終わってAUSに帰ってきました。

エアバスのタイプレーティングを5週間で取って、2週間休みでした。五週間が早いのか遅いのかはよく分かりませんが、だいぶ詰め込んだ内容だったと思います。 シミュレータセッションは全部で11回で、12回目が審査です。やることはほとんど決まっているので「難しい」ことはないのですが、それでもテストはテスト。ナマモノなので全く気は抜けません。 旅客機のタイプレーティングはこれまでに2度(DHC-8とATR72)経験しましたが、今回のA320が最も自他ともに評価の良いタイプレーティング

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バスの運転手になります

実は先日、ATR72で最後の乗務を終えました。 5年間務めた現在の会社を退職して、ある会社に移ることになりました。ベースはメルボルン。そう、今回は会社だけでなく居住国もニュージーランドからオーストラリアへ変則ムーブをカマすことになります。 乗務機種はエアバスA320です。ATRの時もそうだったけれど、CBT(Computer Based Training)の教材は、量が膨大な上に、信じられないほど退屈で、辟易しています。 さて、今はどこにいるかというと、オーストラリアで

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ルールを破ったことはありますか

Behavioral Questionsの中で嫌なものには、「ルールを破ったことはありますか」がある。この質問は、その人の「正直さ(Honesty)」を聞いている質問で、これに「Never」と答えてしまうと、嘘をついているのでは、疑われてしまうことになりかねない。 パイロットだったら「SOPを破った時のことを教えてください」とか。いや、百歩譲ってSOPはもしかしたら今まで一度も破ったことがないかもしれないけれど、おそらく自動車の法定速度を1km/hも超えたことがない人はほと

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就職面接の鉄板 「Behavioural Questions」とは

私の経験上、海外の(エアラインの)人事面接では「Behavioural Questions」による質問が大半を占める。 「Behavioural Questions」とは、簡単に言うと 「過去に、こういう状況になった経験談を教えてください。その時あなたはどう対処しましたか。」 というフォーマットによる質問である。この手の質問は、とても注意深くデザインされていて、面接を受ける側は以下の「S.T.A.R. method」によってストラクチュアルに返答するのが望ましい。 S

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海外エアラインの試験ってこんな感じ(n=4)

海外のエアラインに応募するときの具体的な段階について、説明してみます。 でっかいところから小さいところまで、私が今まで試験まで進んだ航空会社は4社です。合格したところ、シムまで行って落ちたところ、ウェブ面接まで行ったところ、学科スクリーニングで足切りされたところと色々あります。もちろん、アプリケーションを入れただけで縁がなかったところは数しれずあります。 受けた地域はオセアニアとアジアです。アメリカとヨーロッパは受けたことがありませんから、ちょっと違うかもしれませんが、私

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