軽井沢
2024年7月20日(土)
起きたら隣の部屋の窓から入ってきた朝陽が床に反射してた。
天気予報をずっと気にしていて、晴れ〜曇りの感じだったけど、絶対いい天気になるな、と思った。
いい週末になりますように、と祈った。
洗面所で準備をしていたら夫も起きてきた。
眠そうにおはようございまぁす、と挨拶してきて、私もおはようございまぁす、と返す。
夫との生活はいつも嬉しい。
コンビニで朝ごはんを買って、首都高をぐんぐん進んだ。
目的地のあたりは超高級マンション(と思わしき建物)が沢山あった。こういうところに芸能人たちが住んでいるんだろうか。
車を降りたらfiore_soffittaのはるなさんが迎えてくれた。太陽みたいな方。
※ギラギラしてる太陽じゃなくて、夕方になる直前の優しい太陽のほう。
アトリエにお邪魔して、ブーケとブートニアと予備のお花を受け取った。
お庭で摘んできたような、っていうフワッとした要望だったのに本当にすてきに作ってもらえてありがたい。かわいいなあ。
偶然、姉が結婚式で使ってたお花も入っていてちょっぴり嬉しくなった。
そこからは好きな曲を流したり、車の話をしたり、将来のことを考えたりしながら軽井沢に向かった。
お花がへたってしまわないように冷房強めで日陰になるように両手でずっと支えて。愛情が湧いてくるね。
誕生日以来の久しぶりの軽井沢だったけど、うんうん、軽井沢だな〜と、高速降りてからの景色を覚えていた。
ホテルに着いてチェックインして、部屋の冷房をお花用に設定して、ロビーで少し休憩。
ウェルカムフードのチョコ味のチュロスが美味しくて、朝ごはんを食べてから結構時間が経っていたのもあって3つほど頂いた(ぺろり)。
お昼はosobarという蕎麦屋に行って、そのままコモングラウンズ内をぶらぶらしてきた。
コモングラウンズの木々や木漏れ日と、人々の穏やかな交流と、スローな感じが大好きで、行く度にゆったりぼーっと力を抜いて過ごしている。
Shozoが入っていて外に自由に座れる椅子がたくさんあるのがとてもよい。
自宅の近くにあったら隙あらば行ってしまいそう。
夕方、一旦ホテルに戻ってからWMTG(夫だけとの結婚式の打ち合わせをそう呼んでいる)をしてから、今回の軽井沢旅行で2番目の大イベントのディナーへ。
美味しいもの食べようと決めたのが直前だったから何件かはもう予約が埋まっていたけど、奇跡的に空いていたピレネーで、ここ数年食べてみたいなと思っていた骨付き肉を食べた。
前菜もスープもサラダもパンもお肉も、全部が美味しくて本当にしあわせだった。
食べることは生きることだよな、と思う。
店員さんもすぐ気がついてくれたり写真を撮ってくれたり、サービス精神旺盛で。
軽井沢はすてきなレストランが多いなあ。
2024年7月21日(日)
目覚ましの音で起きた。
よく眠れたような気もするし、ぐっすりは眠れなかったような気もする。
昨日お花たちのために部屋の温度を下げていたことが原因で、夫は少し風邪気味になってしまっていた。夜もあまり眠れなかったらしい。
お花が生き生きしていても自分たちがへたってしまったら元も子もない、、申し訳ない、、、という気持ちで、でも今からどうしようもないのでとりあえず朝ごはんを食べることにした。
朝ごはんどんなのだろうね、前日から夫と楽しみにしていたら、想像を超える品数とクオリティで驚いた。朝ごはんがこんなに豪華でいいのか。
お昼が遅くなりそうだったから気持ち多めに。
食べ終わってすこし休んだあと、ちょうどはるかさんが到着して、ヘアメイクをお願いした。
ナチュラルベースにそばかすを追加して、あとは目元をラメできらきらにしてもらった。そばかす専用のペンがあるんだって。
やっぱりいつも自分でやるメイクとは全然違って、プロはすごい。
荷物をまとめてチェックアウトして、いざ前撮りへ。
里池に着いたらすでに撮影している方がいた。
カッチリめの黒のスーツとシフォンのようなふんわりとしたドレスが緑に映えてすてきだった。
車のかげでサッと着替えてメイクを整えて、日焼け止めをしっかり塗って。
そこから先の撮影は本当に夢のようだった。
里池は水も木漏れ日も、とにかく美しかった。
午前中の強くなってきた太陽を浴びながら、鳥が気持ちよさそうに泳いでいた。夏だね。
夫のお気に入りの車に乗ったり、少し奥にある茂みの中を探検したり。
まおさんからの動きやポーズの指示に迷いがなくてかっこよかった。撮った写真も当たり前に(当たり前ではないけれど)最高で本当にすごい。
里池は山の中にあるから比較的涼しくて、そのままお昼寝したら気持ちいいだろうな。
それでもやっぱり暑いことには変わらなくて、暑さですこしへたってきちゃったお花たちのために池の水を汲んできた。
池の水は透明でひんやりと冷たくて、ごくごくと飲めてしまえそうだった。
後半は湯川ふるさと公園で撮影した。
奇跡的に人が全然いなくて、キャッチボールをしたりスキップしたり、大きめの動きをつけた撮影ができた。
1番大きな木の下で休憩しながら、やっぱり山より平地のほうが暑いね!なんて話して。
都会ではあまり見ない白樺の木もいつくか植えられていて、長野だな、とひとりで思うなど。
最後までみんなでワイワイ撮影して本当に楽しかったなあ。
終わりがけに東京からの修学旅行生がブワーと大型バスでやって来て、撮影終わっててよかったね、と。
日影でnewjeansを聴きながら、アフターブーケ用にお花たちを解体した。解体していくのもその日を思い出しながら丁寧にできてよかった。
きれいに染まるといいな。
撮影のあとはボリューム満点のハンバーガーを食べた。
よっぽど空腹だったのか、おいしすぎて一気にパクパク食べてしまった。おいしかった!
帰りの高速道路を走りながら、旅行の帰り道が結構好きだなあと気がついた。
夕方頃、夕陽が見えたりきれいな夕焼けになっていたりする時間に車でブーンと走っていく感じ。
旅行の最終日だからみんな疲れていて、車内はわりと静かで音楽と外の音だけか聞こえる、みたいな。
沸騰したあとのスープを混ぜたときの湯気が上がる感じを思い出す。みんなの温度が同じになってくたっと自然に重なるイメージ。伝わるかな。
とにかく、本当によかった。
夫と最高の撮影チームとの2日間、ずっと覚えていたい。