オルタード・スケール
オルタード・スケールってなんぞ
オルタード・スケールは、ドミナント7thコードのテンション・ノート(9th、11th、13th)が変化した音(b9th、#9th、#11th、b13th)を含んだスケールのことを指します。
オルタード・スケールは、主にビバップ時代 (1940年代)以降に好んで使用されてきたスケールで、特にJazzを練習していく上では必要不可欠と言っても過言ではないスケールです。
JPOPでは有名なところで「パプリカ」のサビ前のドミナントモーションのメロディーで使われていたりします。
オルタード・スケールを覚える際にあると便利な知識は、「メロディックマイナースケール」、「ロクリアンスケール」を覚えておくとスムーズな覚え方ができます。
オルタード・スケールを実際に使う場合、基本的に「Ⅴ7」の時に使うようにしましょう。例えばDm7-G7-CM7などのツーファイブワン (Ⅱm7−Ⅴ7−Ⅰ)進行の際に、Dm7-G7 (b9)-CM7と、オルタードテンションをつけたりすることでおしゃれな響きで使用可能となります。
以上がオルタード・スケールの概要です。音楽理論の一部として、さまざまな楽曲や演奏で活用されています。
オルタード・スケールは、Ⅱ-Ⅴ-Ⅰ進行(Ex. Dm-G7-C)などのドミナントモーション(Ⅴ-Ⅰ)のⅤのときに使われるスケールです。独特の雰囲気を出すことができます。
詳細
オルタード・スケールはメロディックマイナーで構成されるコードの7番目のスケールです。
したがって音はメロディックマイナーと同じで、始まる場所が半音分前から始まるものです。
余談ですが、E7-Amというマイナーのドミナント進行でEのハーモニックマイナーパーフェクト5thビロウスケール(HMP5↓)が使えるのと同じで、言い換えればEのメロディックマイナーパーフェクト5thビロウスケールと同じということになります。
また、別名をスーパーロクリアンと言います。
6ポジションを把握しよう
オルタード・スケールの6ポジションは下記のようになっています。
ちょっと変わった覚え方のポジション
斜めに動く場合というか、自分なりにこういうところよく使うなぁという覚え方。ハーモニックマイナー的に覚えてレガートさせるときに使うポジションも乗ってけ起きますのでご参考になればと思います。
1.2弦 3.4弦 5.6弦をセットで覚えるのと
2.3弦の色の違うところはよく使うので足しておきました。
また、ペンタの形が見えますが、コードの構成音R35m7を軸にして考えると、ペンタの形の場所はすべてテンションなのでそのままペンタっぽく弾いても、あまりかっちょよくありません。
主音のメロディックマイナーの4.7抜きのペンタがいい感じになるようです。
G7の上であればA♭メロディックマイナーペンタということです。
最後に
オルタード・スケールは、音楽の表現力を豊かにするための重要なスケールです。
その独特の響きは、ジャズやブルースだけでなく、さまざまなジャンルの音楽で活用されています。
また、オルタード・スケールを使いこなすことは、音楽的な表現力を高め、より深い音楽理解につながります。
この記事を通じて、オルタード・スケールについての理解が深まり、音楽の旅がより楽しく、豊かになることを願っています。
音楽との出会いを大切に、自分だけの音楽の世界を広げていってください!