見出し画像

航空大学校受験!〜総合Ⅰの勉強法〜

みんさん、こんにちは!ソラシベリアンです。

さて今日は、皆さんお待ちかねの「勉強方法シリーズ 〜総合Ⅰ編〜」をお届けしたいと思います。#今作からシリーズ化を果たしました

総合Ⅰは、問題冊子を持ち帰ることができず、過去問がホームページで公開されないことから、どんな試験内容なのか、ブラックボックスになっています。
#きっと公開しない意図があるんでしょう

なので、受験生の皆さんは、「どんな対策をしたらいいの?」と不安でいっぱいだと思います。そこで、2回受験して、「総合Ⅰはこういう対策をしたら高得点が狙える」と言うことが分かったので、お話ししていきたいと思います。

ちなみに私の戦績は、
1回目:50問中40問マーク(10問は時間がなくて空白)
     結果→70点
1問2点だとすると、35問正解したのでしょうか。(10問ノーマーク、5問間違い)
2回目:50問中45問(以上)マーク
めんどくさくて開示していなかったので、今度開示したら掲載しようと思います。

間違ってもいいからマークしろよ!って思いましたよね?
そうしたい気持ちは山々だったのですが、確か問題冊子の初めに、「すばやく正確に解いてください」みたいなことが書いてあったと思います。なので、正確さに欠けるかなと思い、マークしませんでした。

この記事を通して、みなさんの受験が悔いなく終えられることを願っています。


総合 Ⅰ 概要

操縦士として必要な判断・処理能力(空間認識、資料の読取等)

(引用元:航空大学校HP  募集要項)

上は、募集要項から引用したものです。よって、総合Ⅰでは、処理能力を見られているんですね。コックピットでは、いくつもの情報をスピーディーに・正確に処理して判断を下さなければいけないので、その素質を見られているようです。
#確かにパイロットにとって大事そう

その試験形式は令和5年度の入試で、少し変わったようです。
【令和5年度以前】
科目名:総合 Ⅰ
試験時間:1時間(50分だったかも。忘れました笑)
問題数:50問
解答形式:マークシート(4択か5択だったと記憶しています)
感想:時間内に解き終わるのは、かなり厳しい。時計と睨めっこしながら解いていました。とにかく全速力で正確に解くのみ。問題内容自体は後述しますが、簡単な問題でした。時間があれば絶対に全部わかるレベルです。
【令和5年度】
科目名:総合(以前までの総合 Ⅰ と総合 Ⅱ が合体したようです)
試験時間:120分
問題数:以前と変わらないようです。

形式は若干変更があったようですが、試験を通して見られるところは変わらないようです。

対策方法

受験経験から、また周りの人の受験対策方法から、こんな対策をしたら高得点が狙えるというのをまとめたいと思います。

・SPIの問題集

就活生には馴染みがありますね。就職活動のなかで(人気企業だと面接の足切りとして)、能力をテストで測られる機会があります。

この能力の尺度として、SPIという問題形式が使われます。SPIでは、「合理的な思考、効果的・効率的に物ごとを処理する能力」をはかることができるようです。

百聞は一見にしかずというとこで、何でもいいので問題集を1冊買って、何周もしましょう。僕が使っていた問題集は、以下に添付します。(大学の本屋さんで1番人気のSPI問題集でした笑)

↑2025年度の最新版です。毎年新しいのが出ますが、中身はそんなに変わらないという感想です。なので、次の最新版を待つより、今の最新版を買って取り組むことをおすすめします!
この問題集をやっと後に、もっと量をこなして、スピードアップとレパートリーを広げたいという気持ちになり、もう一冊買いました。↓

(↑2025年度の最新版です。)
この問題集は、少し難しめに作られているようなので、試験対策にはバッチリでした。あと、なんと言っても問題数が多かったので、お買い得に感じました。最初の1冊目で解き方をマスターして、この2冊目で力試しをしたらいいと思います。めちゃおすすめです!

さて、SPIの問題集を買ったあなたに、やるべき分野をお伝えします。はい、全部やる必要はありませんよ。それぞれの分野を見てみましょう。

【言語分野】
言語分野はでていませんでした。飛ばしましょう。
【非言語分野】
非言語分野は、出題されるので、一通り対策しましょう。
①推論

あんまり出た記憶がないです。時間がない人は飛ばしてもいいと思います。時間がある人は、就活でも使うのでやったらいいと思います。
②順列・組み合わせ・確率
めちゃめちゃ出てました。総合Ⅱの数学では、この分野は出ないですが、総合1では、出ます!苦手な人は、この分野について、SPIの他にも、青チャートⅠ+Aの確率あたりで丁寧に対策・学習しても時間の無駄ではないと思いますと。
③割合と比
④損益算(原価・定価・売価)
⑤料金割引
⑥仕事算
⑦代金精算
⑧速度算

③〜⑧は簡単な計算問題です。時間をかけずに解いて、他の問題に時間を回せるようにしましょう。とにかく、演習をして数をこなすと段々と速くなっていきます。
⑨集合
集合って、ちょっと難しいですよね。計算量が多かったり、どう計算したらいいのか悩んだり。ポイントは、参考書のやり方を覚えるといいと思います。ついつい、自己流でやっちゃうと、問題を解くたびに考えなきゃいけなくなって時間がかかってしまうので。

SPIについては、このくらいでしょうか。スピードが大事なので、時間を測りながらやると良いです。

・CAB・GABの問題集

こちらも、就活生には馴染みがあると思います。SPIよりも、高度?な問題が出題されます。理系的というか、論理性が必要というか。就活でも、コンサルみたいな地頭の良さを見られる企業の採用で使われていたりします。

僕は、こんな対策本を使っていました。

(↑2025年度の最新版です。)
僕は、この1冊を繰り返して、覚えるくらいやりました。(見たことのある問題が出て、2秒で答えを出すことができたのは良い思い出です。)

余裕のある人は、もう1冊くらい他の問題集に取り組んでもいいと思います。

調べたところ、あまりCAB・GABに関する参考書はSPIに比べ数少ないようです。私は「最新最強のCAB・GAB超速解法 '25年版 (2025年版)」のみ使用していたので、まずはそちらを何周も解くことをおすすめします。

SPI同様、それぞれの分野について見ていきましょう。

CAB
【言語分野】
出題されていませんでした。やらなくていいです。
【非言語分野】
①暗算
暗算の問題は単体で出ていた記憶はないですね。問題を解く中でややこしい計算が出てくるとかはありましたが。やらなくてもいいのですが、やると普通に計算のスピードが上がるので、余裕のある人はやるといいと思います。
②法則性
これは、擦り切れるほどやるべきです。
法則性は法則のパターンが限られているので、覚えるくらい何周もしたらいいです。募集要項に記載の通り、空間認識を測る内容になっていると思います。
③命令表
出題されていませんでした。
④暗号
うーん、出ていたような出ていなかったような。ごめんなさい、やってください。

GAB
【言語分野】
出題されていませんでした。やらなくていいです。
【非言語分野】
①計数
これは、よく出ていました。図表の読み取りで、必要な数字を抜き取って計算する問題です。試験中、どの数字をどう計算すればいいかはわかるのですが、計算が電卓が欲しいレベルで、時間がなくて諦めた記憶があります。93%とか出てくると、筆算しなきゃな、でももう時間ないから他の問題を見直しした方がいいかなと思ってできませんでした。#気合しかない

CAB・GABについては、このくらいでしょうか?
気になることがあれば、コメントしてください!気が向いたら返しますので。

SPIの方が重要でしょ?と思って、CAB・GABをやらないと大変なことになります。SPIとCAB・GABのどっちかしかする時間がないという状況だったら(#どんな状況)、僕はCAB・GABを選びます。しっかり対策してください。

・その他、こんな問題が出ていました

【法則性】
CABでは、図形の法則性を扱ったと思うのですが、ここでいう法則性は、IQテストみたいなものでした。例えば、
2  4  8  □  32 64(□に入る数字は?)
のような問題です。もう少し難しかった覚えがありますが笑
総合 Ⅰ が始まって、一周目は、分からずに飛ばしたのですが、二周目に落ち着いて考えたら閃いたので、最後まで諦めずに頑張ってください!

【[km/h]を[knot]に換算する問題】
僕は、飛行機マニアっていうほどではなかったので、シンプルに分かりませんでした。
[knot]は速さを表す単位で、1時間に1[NM(ノーティカルマイル)]=1.852[km]進む速さになります。
なので、
1 [knot] = 1.852 [km/h]であり、1 [km/h] = 1/1.852 [knot] であります。
いつか覚えなきゃいけないことなので、受験生のうちに覚えてしまいましょう。

【物理の簡単な計算問題】
物理の公式をちゃんと押さえている人にはラッキー問題でした。
例えば、
「質量M=10[kg]、高さ10[m]の物体が持つ位置エネルギーは?」みたいな問題で、
U=Mghを使えば、5秒で答えが出ます。
初めて受験した時は出題された記憶があるのですが、2回目の時は出ていたか出ていなかったかあいまいです。
ただ、総合(Ⅱ)で物理の勉強をすると思うので、その勉強だけで十分です。

・最後に、僕が苦戦した問題

文中でも申し上げましたが、僕が苦戦した問題は、
「図表の読み取り」です。
なので、問題の数をこなして、スピードを上げて、図表の読み取りに時間をかけられるようにすると、点数アップにつながると思います。

頑張ってください!

お知らせ

最後にお知らせです。私ソラシベリアンが100時間以上かけて作成した過去問解説が絶賛公開中です!これを手に入れて効率よく試験対策して下さい。かけるべき部分に時間を使うことが大切です。まずは無料版から。気に入っていただけたら有料版もご検討ください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?