Earth240916の世界〜祝杯
“サグラダ・ファミリア”アルバムの発売日が無事発表されましたが、最後の仕上げが佳境of佳境らしく、LIVEの前々日には朝まで「ラスボス」と格闘する幹さんの後ろ姿を社長がポスト(つまり社長も一緒に戦っている)。連日完徹で本番か?LIVE大丈夫か?と心配しましたが、前日は金沢へ前乗り、メンバー揃って幹さんの「バ→スデ→」をお祝いできた様子。とはいうものの、そんなにリハーサルもできないだろうし、今日は負荷の低いセトリなのかなぁなんて思いながら会場に向かいました。
第1部のBIG YUKIさん、初めてだったんですが感情丸裸なパフォーマンスを食らい、また新しい扉を開けてしまった予感がします。そしてめっちゃイケメン!私の大好きなインド俳優さんに似てて、終始ドキドキしたりなんかしたりしながら、WONKの出番を待ちます。
横並びフォーメーション
🎹:BIG YUKIさんが使ってたSteinwayをそのまま使うのかとも思ったけど綺麗に撤去され、エレピ+シンセのシンプルセット
🎤:有線でスタンドマイク、手元にはエフェクター。今日も前に出てこないのが確定。遠い…チェアー完備。今日もあのどうかしてるセッション新曲をやるのが確定
🎸:ベースonly。PC見当たらず。今日は同期なしが確定。Jazz Festivalって感じむんむん。なぜか弦プレイヤー向けの角度が調節できるスタンドマイクがセットされてた。歌うの?幹さんにもチェアー完備。ひょっとして今日は全員座ったまま演奏する、しっとり系セトリ?
🥁:キング・オブ・深夜バスだった新宿に比べるとかなりミニマムなセット。気づいたらステージに現れてた。スッと現れてお茶を淹れてくれる旅館の女将なみの奥ゆかしさ。スネアは二つあったような(スナッピーが装着されてたらスネアですよね?)。穴開きシンバル、クラップスタック、スパイラル。シンバルが低くセッティングされていて久しぶりにご尊顔がばっちり見えるため、社長ガッツリ目で楽しむこととする。
転換中にお隣の席の方と「(LIVE始まったら)立ちます?どうします?」と作戦会議。のっけから「うぇぇぇぇぇーいっ!」と行きたい所だけど、1曲目が何かによるよねって話になり会議は終了。結局、スタンディングする雰囲気ではなく座ったままになったのですが、さっそく序盤で後悔することになります。
今日は新曲多めで歌った順番がさっぱり覚えられませんでしたので、記憶に残っている曲だけ、思いつくままの羅列です。
下手袖の奥から拍手が聞こえてくる。スタッフ陣に送り出されて楽器陣が登場。なんとなく音を出し始め、場があったまった所でフロントマン登場。ドラムの入り方的に「Pieces 」が始まるかと思いきや、音が歪んでいて、ひょっとして「New Shit」?LIVEで聴いたことなかった気がするから嬉しい!!!っとテンションが上がったのですが、結局やっぱり「Pieces 」でした。1曲目から普通じゃない…冬の夜空のような、ぴんと研ぎ澄まされた「Pieces 」も良いけど、電子的なのも良き!WONKさんは今日もばちばちのようです。
3曲目。
この世で一番、私のテンションを上げるベースのリフが会場に鳴り響く。ぁぁぁぁぁぁぁぁ!「If」だぁぁぁぁっ!ロック調ともJazz調ともHIP HOP調とも言い難い、絶妙に最高なアレンジ!かっけぇぇぇ!この音数の少なさで、こんなにイケ散らかすとは何ごとか。あぁ、わたし、なんで座ってますか…こぶし振り上げたかったです…
ひとり感激に打ち震えていたイントロで、まさかの挨拶MCをぶっ込み始めた長塚さん。かき消されるベース音。ちょーいちょいちょいちょいっ!「If」のイントロで挨拶って、世界観的にどうですか?長塚さんに対して初めて「…今じゃない💢」と思ってしまいました。フロントマンに対してあるまじき感情だったと反省しています。それもこれも「If」のイントロがカッコよすぎるせい。
と言うわけで、いつもなら「地獄の底で繰り広げられる壮絶な自己と自己とのせめぎ合い」みたいな雰囲気で歌い上げる長塚さんが、ポップというかグルーブを楽しむようなパフォーマンスをされてまして、それはそれで良きだなってなりました。「If」も好きだけど、結局わたしは長塚さんのパフォーマンスが大大大好きなのでございます。
■Fleeting Fantasy
メンバーが顔を見合わせニヤニヤしだし、なかなか曲が始まらない。まるで「誰きっかけで始めるのよ?」と探り合ってるかのよう。しばらく目線だけで沈黙の攻防がなされた結果、幹さんがカッコよく”ドゥン”と一音鳴らしてイントロが始まりした。その一瞬にすぐさま反応する他の二人がたまりません。阿吽すぎる。最高!WONKは今日も最高です!
■Life Like This
イントロが始まった瞬間、長塚さんが嬉しさ大爆発ニヤニヤMAXに。「やっとみんなに言えるわ!これ!久保田利伸さんと作った曲なんだわ!」って自慢してるかのよう。リスナーとしても自慢のバンドですよ…ギターレスの「Life Like This」も雰囲気が変わって良きでした。
■Midnight Cruise
たぶんこの曲の時だったと思うんですけど、社長がかなり本意気のコーラスを!右耳に装着したイヤホンを押さえながら必死に音(長塚さんの声?)を取ってる姿に完落ち。瞳、閉じてたんです…ぁぁ、ステキすぎます…
■Esc
最近は最後の盛り上がりにもってくるのに、割と早めにきた。イントロのピアノが跳ねまくってて、これはもう「踊ろうぜ」の合図。イケメンが「一緒に盛り上がってくれますか!」的なことを言う前から我慢できずスタンディングし始めるラボメンたち。ちなみに長塚さんは「後半戦」みたいな事を言ってましたが、ここからめっちゃ長かったんで、まだまだ序盤だったyo。久しぶりに先走って後半戦宣言しちゃうケントナガーツカを目撃しちゃいました。
本日の「Esc」はラテンというか、もはやサンバ。イントロでは社長がリムショットでリズムを刻み、間奏では長塚さんがクラップ。これに合わせるのは結構大変で、去年のBillboardでは「難しかったら無理しなくて良いよ」なんて言ってくれてましたけど、今日はそんな生ぬるさは1㍉もありません。「踊れ!踊れ!踊れーっ!」ってなもんです。思い思いのリズムで、みんなで踊りまくったのでした。
■Sweeter,more bitter
同期なしでこの曲は、跳ねまくりで本当にヤバい。今日はサビで荒田節炸裂。「跳ねる」の概念が極まりすぎちゃって、もはや叩いてないとこがあった。めちゃくちゃ悪い顔で文武氏を睨みながら、ビートで遊びまくり、タイミング外しまくり。メンバーは暴走する弊社社長に大ウケしつつ、繰り出される荒れ玉を一球残らず拾い上げてました。天才すぎるわ。
■Passione
今日はオートチューンシステムが無いので、ヒカルコーラスなし。少し音が寂しいと思ったのか、長塚さんは自分で間奏のコーラス入れてた。それはそれで良き。
■J Dillaメドレー
「久保田利伸とWONKを繋いだのはJ Dilla」みたいな記事もありましたし、今日聴けるのはかなりエモい。ところが珍しく、社長がミスったのか同じところを堂々めぐりしまして、この時の社長の「やってしもてますわー!」って顔と、文武氏の「はいはい、導くから早く戻ってきて」って顔と、その間をテニスの審判かのごとく右に左に顔を振って成り行きを見守る長塚さん&幹さんの構図がおもろすぎました。(ここの場面じゃないけど、メドレーの一部を公式が上げてくれてましたね。文武氏からの合図を待つ長塚さんの表情がばっちし映ってて最高)
■お披露目済新曲(セッションあるやつ)
セッションタイム。幹さん、ばっちばちに動く指先が美しくて、それはもうかっこよかった。チェアーを用意してあったけど、結局途中で袖に引っ込む長塚さん。でも、これが大正解。もう、ほんとに、びっくりするくらい、荒田洸が大暴走しましたんで。長年の付き合いで「今日は長くなるな」ってわかるんですかね。最後は長塚さんもスキャットで入るはずなのに、大大大大大暴走してしまい爆音で叩き続ける荒田氏。全く聴こえないけど苦笑いしながら一応スキャットする長塚さん、哀愁が漂っておりました…
■初披露新曲①
佳境の中、まさかの初披露曲。バースは流れるように言葉数多めなリリック。そしてなかなかな熱を感じるフック。大大大好きな雰囲気。
■初披露新曲②
まさかまさかの、初披露2曲目。最初はピアノだけで歌い上げる。自分の出番までステージ袖に消えて行く社長。幹さんはチェアーに腰掛け休憩するのかと思いきや、音に合わせて手をひらひらと動かす仕草。こんな姿、初めて見ました。確か他にももう1曲、この動きをしてたんですが、音に合わせてと言うよりは、音を支配している感じ。ひょっとして、この後再チャレンジするであろうラスボス戦(ミックス?マスタリング?)のイメトレなんでしょうか。
幹さん・社長が戻り4人になってから、とあるフレーズで長塚さんがはっきりと社長→文武氏を順にじっと見つめ、思いを込めて歌い上げる所がありまして、かなりドキドキしました。間奏やアウトロの演奏に対して「うぇーい」とか「ちょ、おまっ、やりすぎだって!」みたいな表情を向けることはあっても、歌唱中にメンバーに向かって親愛の眼差しを向けるのは、見た事ない。歌詞に”Dear Friend(s?)”的なフレーズがあったのは聞き取れたんですけど、仲間の事を思った歌詞なんでしょうか。
この曲がけっこう歌い上げる系でして、アウトロで長塚さんがメンバーの名前を紹介したのでこれで終わりなんだなと、会場中が満場一致で認識したんです。クロタケさん以外は。
社長は既にスティックを置いて椅子から立ち上がっているにも関わらず、殺し屋のような目で「まだ、演る曲がのこってるでしょ」と会場の空気をめちゃくちゃ強引に引き戻す支配者クロタケ。
ひょっとしたら時間が既にオーバーしていて、袖から終わりの指示が出てたのかもしれません。そこにどういう意図があったのかはわかりませんが、文武氏はそれでも、真のラストソングのイントロを饒舌に奏で続けたのでした。
■お披露目済新曲(新宿で演った神々しいやつ)
これには荒田氏もお手上げです。一瞬のうちに色んな感情が渦巻いたのか、くるくると表情を変えたのち、「わかったわかった」と演奏に加わり始めました。文武氏と仕事仲間の皆さん、本当にいつもご苦労様です。私にはとてもじゃないけど心臓がいくつあったって務まりません。
この曲もかなり荒田氏のコーラスが入るので、右耳のイヤホンをきゅーっと押さえつつ必死に音をとります。長塚さんと声を重ねるところがあったのですが、まるでデュエットしているかのように荒田氏を見つめ音を合わせようとする長塚さん。コラボ曲とかで相手の方と見つめ合いながら歌う姿は何度も見てきましたが、メンバーの顔を、しかも荒田氏の顔を見つめながら声を重ねるだなんて、なんて熱い瞬間を目撃してしまったんだ…
なんだか、今日も色んなことが起こってお腹いっぱいです。かなり熱烈なアンコールが上がったにも関わらず、このまま終わってしまいましたが、大大大大満足でございます。はけていく社長が客席の方をしっかり向いてお辞儀された姿に心をホワホワさせながら、ラボメンは思い思いの祝杯をあげた金沢の夜でした。
記憶の断片たち
幹さん
カーキのセットアップ、パンツはかなりゆったりしてるバルーン。中はカラフルなTシャツ。とにかく激務の幹さん、大丈夫かしらと心配しましたが、杞憂でした。同期なし&ギターなしだったんで、メロディラインとベースラインを行ったり来たり。色んなベースの音が聴けました。熱いプレイにマイクは邪魔だったらしく、途中で向こうにやってた。なんだ歌わないのか…セッションのある新曲の時だったかな、4Acesの古木さんみたく、口で音を発してるのを目撃。わぉ、かっこいい!こんなに熱いプレイをした後、驚くことに東京にトンボ帰りし、そのまま朝までラスボス戦をリベンジしていたことが判明。どうやらステージで着てたTシャツのままで作業してた模様。そのタフさにさらに惚れ直したのでした。ラスボス戦クリア、おめでとーございまーす!
クロタケさん
少しタイトめなクロタケ。素足に黒靴。本日はパンツの丈が短めで、足首の文武絶対領域がMAXで展開。最高に艶かしい!そして今日は終始三白眼全開のセメタケさん。あの表情、WONKのLIVE以外で見たことない。運転する時だけ人が変わる的なやつなんでしょうか。ちなみに社長のプレイが極まってくると色んなバージョンのセメタケ顔が拝めるので、荒神が暴走している時ほど文武氏をチェックしたくなっちゃう。ほんとWONKのLIVEはどこ見ていいかわからない。困る。大好き。
長塚さん
本日も、まばゆいばかりのシロツカさん。印象的だったのは、荒田氏に対して終始なんとも言えない慈しみのこもった眼差しを向けていたこと。今回のアルバム制作を含め、諸々、荒田氏の強い思いや苦労を目の当たりにし、思うところでもあったのでしょうか。少し前のインライで、久保田利伸と社長のかけ引きの様子を事細かに愛情深く語っていたのも印象的でした。
途中から明らかにテンションが上がってきてスタンドから一度だけマイクを外したフロントマン。有線だし前には出てこなかったんだけど、その後もまるでダンスをしてるかのように体を動かしてた!自分の中の「長塚エモート」には無いパターンだったので、めちゃくちゃアガった!!!
長塚健斗を踊らせる街、金沢。
やばいとこです。
金沢に、シェフとしてではなくWONKとしてこられた事が嬉しくて嬉しくて、そのことを何度も口にする長塚さん。今回も新宿に続きMCの時間はなかったんですが、イントロやアウトロを使って思いの丈を吐き出してました。色んな面を持つ長塚さんですが、やっぱりWONKであることが1番のアイデンティティなんだろうか。その姿を、金沢で頑張っている「Fil D’OL」のシェフなどの大事な友達に見てもらえて、感慨深かったんだろうな。11月の終わりには、もっと思い入れのあるだろう所でLIVEやりますけど、長塚さんの情緒、大丈夫かな…
荒田氏
黒ぶちの丸っぽいメガネの中の瞳が終始まん丸で、それはそれはステキの一言。アルバム制作もほぼゴールが見えたからなのか、開放感に溢れてるように思いました。俯いて音とだけ対話する事も多い荒田氏、今日はかなりメンバーと向き合っていた感じでした。メンバーと向き合うってことは、つまりいつも通りにやらないってことでして、暴走しまくりのやんちゃくれ。連日の追い込みでお疲れかと思いますが、今日のLIVEが気分転換になってるといいな。
…いやいやいやいやいやいやいやいやっっっぅ!
ちょっと待ってーっっっっ!
左手!ひだりて!
ひーだーりーてーのーくーすーりーゆーびーーー!
キラキラしてるっ!ぴかぴかしてるっ!
いや落ちつこう。そもそもあれは本当に左手なのか?興奮しすぎて右と左がわからなくなっちゃった…右って何?左ってどこ?幹さんの左薬指があそこだから、ヒカルの薬指はここ…ahhhhhhぁぁ…何回見なおしても、あれは左の薬指だあぁぁぁあぁヤバイ!あぁヤバイ!
オトコ荒田洸32才。
LIVEにてMarriage Ringをリスナーに解禁です!
上の方で「思い思いの祝杯をあげた金沢の夜」なんて書きましたけど、もちろん「ヒカル!おめ🎉」の祝杯でございます。LIVE後にフォロワーさんと乾杯した梅酒ソーダ、マジで美味しかったわ。本人がなんらかの発表するまではSNSで触れにくいなと思ってたんですけど、1週間後に!これまた!まさかの!Wedding Photo at Baliがご本人から発信されました。しかも、セレモニーアフターと思われる、着崩したばちばちカッコイイやつ!もう、なんておしゃれな発表の仕方なの…ますます惚れた!おめでとございます!!!
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