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テスト本番のヒリヒリ感

 本日、「登録日本語教員試験」という資格試験を受けてきた。

 今すぐ日本語教育関係の職業に就く、ということは考えていないのだが、大学の専攻内容と試験範囲が丸被りしているので、大学で学んだ内容を確認するという目的で受験した。

 中学校と高校には定期テストや受験がある。成績はともかくとして真面目には勉強していたので、当時は各テストの度に自分がどんな内容を学んできたのか実感することができていた。

 一方、大学の期末考査はレポートだったり、テストがあってもオンライン形式のものばかりだったりする。加えて、大学院に進学しない場合は院試を受験しないので、高校受験や大学受験のように、数年間の内容を丸ごと振り返る機会が自然に発生しない。

 何より、内容を確認するタイミングだけではなくて、あの格式がある系テスト特有のヒリヒリ感を、もうずいぶん感じていないのだ。

 それを、本当に久しぶりに体感した。

 当時はこのヒリヒリ感なんて全く好きではなかったのに、数年ぶりに再会すると「ただ今交戦中!!」みたいな気分がして、悪くないかも、と思ってしまう。

 ある程度張り合いのある課題に対峙して、スポーツの試合ほどの瞬間的な速さとも、音楽の演奏会の1ミスも許されない正確さとも別の、本質をしっかり見抜いて迎え撃つ力が求められる感じ。

 もちろん苦しい時間、苦しい雰囲気ではあるのだけど、一方でこのヒリヒリ感を味わっている自分もいた。

 社会人になってからも、たまに資格とか勉強して試験受けてみようかな。そんな時間はあるのかな。

 試験を頑張ったからか、夜食の焼きおにぎりがいつもより美味しい。

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