【回顧録】2024年度GKS奨学金(大韓民国政府奨学金)②こんなやつは落ちたってわけ
前回はこちら
さて、今回は2024年度のGKSに出願し無事大使館面接で落ちた私のパーソナルな部分を書いておきたい
出願した人がどれくらいの成績で出願したのか(通ったのか・落ちたのか)気になると思うし私も気になっていたところなので公開できる範囲で公開しておく。
GKS、面接落ちした私の話
〇私自身の話(GKS出願当時)
これは書類選考時の加点になったなっていうところには★つけておく。
・MARCH のどれか ★
・専攻:文哲
・GPA 3.20/4.0 ★
・TOPIK 6級 237/300 ★
・TOEIC 680点 (低いので出していない)
・2022年に大学の派遣留学のシステムを通して建国大学に1年間の交換学生生活を送る ★
・その際成績優秀者として学内で推薦受けてJASSOの奨学金をもらう(国費留学生)★
・卒業論文と研究論文 ふたつ書いている (実際アピールポイントで書いた)
〇出身大学・成績の話
前回私にGKSの存在を教えてくれた教授の話をしたが、
その教授も過去のGKS受給者で、
GKS出願者においてMARCHだと水準が高い方だから絶対通るといわれた(面接で落ちたけど)
その話も踏まえ、書類の段階であれば、
ある程度学歴フィルターが入っているのかも知れないと思った。
ので私はここも加点になっていたのではないかと勝手に判断した(!)
また私の場合GPAもそこそこ高い方のはずなので、そこは加点になった(これは確実)
〇語学スコアの話
TOPIK6級、
これは面接で語学力については図られてしまうのでなんともいえないが、
書類の段階ではもちろんあるにこしたことはない成績だ。
ただ私の場合
ギリギリ6級の点数 だったのでどうかなぁと少し思ったがそれはあんまり関係ないようだった。とりあえず6級あれば加点になるのでおk
英語の成績も加点対象になっているため出せたらよかったのだが、
TOEFLもIELTSもない私は出すことができなかった。
(一度模擬テスト受けたらIELTS4.5で涙した)
でも先輩によると結局大学院って入ったらひたすら英語の論文読まされたりするとのことなので英語はどのみちやらなきゃいけなくなる。
今から地獄だ。
ただ英語の成績がなくてもどうにか書類は通ることだけは伝えておきたい
(もちろんあると尚よし)
〇これまでの留学経験
あるほうがいいな、とは面接で話していて実感した
というのも面接では留学での経験とかもしっかり聞かれたからだ。
私の場合交換学生としての生活は結構ネタの宝庫だったので緊張しながらもいい語学力発揮の場となったと思う。
同じく交換留学していた友達もGKSを受けており、大使館面接も無事とおっているが、その子ももれなく留学生活についてきかれている
ようは韓国生活をその人は耐えきれるのか?ってとこもみられるので、
その際実際の留学経験があると「この人は韓国に行っても大丈夫だ」っていう説得力が増す
なので私はこれも加点対象になったと考えている
〇これまでの奨学金受給経験
これは意外にも加点になったと思う
私の場合、大学から推薦を受けたうえでJASSOから給付を受けた奨学金の為、
就職にも使える・国費留学生としての証明がだせる奨学金ですと説明をうけていた。
その力を発揮してほしいと思い、今回の出願ではしっかり奨学金の受給証明証を発行してもらって提出した。
成績優秀者として選抜されないともらえない奨学金だったので、
これもGKSの成績優秀者の判断基準を後押しするものになったはずだ。
もう一度登場するが大使館面接を通った私の友達もその奨学金を同じように受給しているので、これもまた説得力が増すはずだ。
〇出願にあたっての専攻・研究テーマ
これはまた詳しく別回で書いていきたいが、
出願時、私は「政治学」を志望した
大学では哲学専攻の為、人文学から社会科学へとえらい転向だ。
ただいちおう学部で政治学関連の単位はいくつかとっていたので、
「もとからこっちに興味ありますよ~」は伝えられたし、
そもそも哲学だと政治哲学とかでそれとなく繋げれられるのでそこまで難しい話ではなかった。
ただ、GKSを通るのか?という観点では「政治学」は無理(っていわれた)
別回で書いていきたいが、通りやすい学部・通りにくい学部は必ずある
なぜなら韓国政府が支給する奨学金なのだから・・・!
公益性を考えたとき、
「政治学」を志望する日本人学生に「韓国政府」がお金を出すメリットとは・・・?となるのだ。
さらにここで問題だったのが私の研究テーマだ
振り返って考えてみれば、GKSを通るためならば
「日韓の外交政策の比較研究」とかにして行政学志望とかにしておくとよかったかもしれない(それなりの説得力がつけやすいから)
私の場合は「在日」がメインテーマで
「在日韓国人の地方参政権付与についての研究」を計画書に書いていた。
そう、
「日本でやれよ!!!」
という話である
(めっちゃ面接でつつかれた)
そんな「どないやねん!」な内容だが、
私が書いた内容・答えた内容としては、
この問題について在日の権利を日韓の視点で考察して、
韓国の学生とともに在日の問題について考え、さらに
韓国における永住外国人への参政権付与と比較して考えていきたいとかいう内容を書いたり答えたりした。
こんなふうにそれとなく志望理由書とか研究計画書には
無理やり韓国で学ぶ価値をねじ込んで説得力をもたして書いた(多分)。
私みたいに
「いやそれ日本でやればよくない?」っていう研究テーマでも、
書類は通ったということは一応踏まえておくといいかもしれない
(だけど面接で100%おちる)
ただ書き方的なものは参考になるかもしれないので、いずれ公開するつもりだ。
(めっちゃ金かけたから有料かも・・・)