またここに、1つの物語がはじまる
こんにちは、こんにちは。あなたはどんな方ですか?私より、1年と1時間先を生きている人と電話が繋がる。話し方から出身は関西だろう、写真を見る限り金色の頭をしているようで、声は高め。年齢は26歳、いま、オーストラリアにワーキングホリデービザを使って滞在しているらしい。タツと二人三脚の為の紐を足に括り付けたのは昨晩のことだった。
一万人チャレンジのパートナー募集に応募して、惜しくも全日程での参加はできなかったというスタートの私たち。それでもこのチャレンジに関わりたい、と思った先に続いた道で出会った私たち。こんにちは、出会うことがなかったはずの、出会った人。
二人で運用をしていくTwitterの話をするために「お互いどれだけできるか話をしようか」と提案してもらい、その日のうちに電話をすることになった。グループ通話では話したことがあったけれども、1対1は緊張してしまう、ということはなく、話している時間は思いの他心地よく、「では、簡潔に話しをしましょうか」というタツの申し出に「はーい」と答えつつも「いやいやワーホリ行ってる話とか日本で何の仕事していたのとか、自己紹介し合おうよ」と激しく突っ込みをしていたことは、きっとこれを読んでくれるタツにすぐに伝わるのだと思う。
そんな突っ込みを口にできるわけはなく話をすすめていくのだが、口にできないだけで衝動を抑えられるわけもなく、私は合間合間に質問を挟む。それに対してタツは親切に答えてくれるのだけれど所々で、「わからないけどね」「知らんけどね」と「でた!関西人の語尾!」と突っ込めるまでにはとてもあたたかな、電話を通して過ごした時間になったと思う。
そして、Twitterの運用については「保守的」にはならない話し合いが進められた。こういうのはリツイートした方がいい、身内間の強い雰囲気はださない、ダイスケさんのこのサングラスどこで買ったんだろう、みたいな副音声風のコメントをいれたいな、そう話していると「そらのの考え方がおもしろいなって思う」この一万人チャレンジのチームはまだ発足して間もないが、「褒め」が飛び交っていてくすぐったい。嬉しい。よし、とやってみたくなる。
「そらののいう見やすさとかは直感的に従った方が良いと思ってる。知らんけどな」
そちらはもう1時(AM)を過ぎちゃいましたね、遅くまですみません。では今後も密にコンタクトを取って行きましょう、おやすみなさい。26歳、私より1年先を生きていて、Twitterの「フォロワー」を「フォローワー」と打ち間違えてしまうくらいにはSNSをあまりしてこなかった人生をいまオーストラリアのメルボルンでワーホリに打ち込み、その地は私の住む場所より時計が1時間進んでいるところにいるタツへ。こんにちは、こんにちは。これからどうぞよろしくね。
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