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ハマり症の憂鬱
好きなことが徹底的に好きで、極めたくなるのは
なにか結果が伴えば天才だと煽てられそうだけれど、
趣味の範囲にとどまっているかぎり、我慢がきかない、欲のコントロールができないという悪いことだと思っていた。
・・・エッセイプロフィール・・・
字数:1060字
殴り書きー■ーーーー丁寧書き
ジャンル
▶︎前向き/日常/恋愛/冒険
趣味/自分のこと/その他
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
例えば気に入った本を一気に読んだ翌日発熱して学校を休むことも、
例えば気に入った本を一気に読んで明け方になり寝不足で会社へ行くことも、
自己管理のなってない悪いこと。
まぁ、確かに自己管理という意味では最悪だとおもう。
でも、やめられない。やめ方がわからない。
病院で診断をもらいたい、とまでは思いつめたことはないので、ネットでの自己診断では病気ではないつもりなのだけれど、
正直自分にそういったコントロール機能がない先天的な病気なのではないかと疑ってみたこともある。
そんな話を友達との電話でたまたましていたときに、
「それって、IQが高いってことだよ」と声色ひとつ変えず肯定された。
この自粛期間で、私は凄まじい勢いで漫画を読んでいて、
深夜の2時、3時までは当然読み漁り、眠るタイミングがわからなくなっていた。眠くならないのだ。
「気になることを最後まで突き詰めるっていうのは、IQが高いってことだよ。ほんまでっかTVでやってた」
私は寝っ転がって喋っていたのにガバッと起き上がって正座した。
「え、それほんと?」
自分が悪い、と思っていたことにプラスに捉えられる“原因”ができた瞬間だった。
自分のIQがどれくらいかなんてしらないし、
テストでも受けてみた時に別に高くないかもしれないけれど、
私のこのハマり症、突き詰め症、極め症すべて
IQが高いゆえでして、すみません!(テヘヘみたいなベロ出し)
って、とってもとっても救われる気持ちになった。
「悪いことじゃないんだよ」って。
そういえば、
本を読んで熱を出した時、母はバッカじゃないと言うだけで笑っていた。
そういえば、
通学路を二宮金次郎みたいに歩いていたら見回りの先生に危ないかやめなさいと言うだけで笑っていた。
もし自分が親だったら、先生だったら
なにかにどはまっている子供をみて微笑むことができているはずなのに。
なんていい気分だ。自分が子供にもどったみたいに、肯定される心地よさが広がる。
まぁ、それでも私はもういい大人なので、
自己管理というレベルでは笑えないのでルールをきめつつ、
休みの前日は自分の好奇心を暴走させてみるのも天才みたいでいいじゃない。
そんなふうに自分を甘やかした瞬間、
朝の6時まで鬼滅の刃を一気に読んでしまって。
あぁぁぁぁ早く最新刊を私に…!
と、楽しみを一気に自分で食い尽くした喪失感にもまた、問題があるような気もしている。
困ったものです。
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