見出し画像

ツアー参戦旅日記@博多<5回目>

#どう見ても参戦記録ではなくなりつつあるので、今回より旅日記にタイトル変更しました。宮本さんの動画も旅日記だし😍

11/20(土)の朝10時、快晴の博多は抜けるような青空。
東京とは明らかに空の色が違って青が深くて濃く、東京より暖かい。
前日博多入りしていた私はホテルを出て会場の場所をチェックに行った(方向音痴なので念のため…)。
会場近くの大きな道路にはヤシの木のような南国チックな木がそびえていて、ここは九州なんだと実感する。
サンパレス入口前まで来ると《物販先行販売予定時間 14:30-16:30(予定)》と書かれた看板の前に、白い服の女性が一人もう座っている。
思わず「もうグッズに並んでいるんですか?」と聞くと「何時に来たら良いのか分からなくて…8時に来ました…」と驚愕の返事。
凄い…宮本さん人気恐るべし。
もしトイレとか行きたかったらその間代わりに順番とっておきますからどうぞ、と言うと「大丈夫です!ありがとうございます!」との返事だったので「私もあとで来ます」と言ってその場を離れた。
バスでいったん駅まで戻り、友人お勧めの明太子料理の店にて朝食兼昼食。
美味!遠征の醍醐味だよね~♡
食後私も会場へ戻りグッズ列に並ぶ。
この時点で13時、私の前に15~16人程が待っていた。
人口が多い福岡なのでたくさんの人が買いに来るのではと思って、いつもより早めに来たけど、今日も大丈夫そう。
待つのは苦じゃないけど、日差しが焼けるように暑くて日陰のない場所だったのでそれだけが大変だった。日傘持ってきて良かった…。
今回は私の前も後ろも二人連れ同士だったので、話しかける勇気がなく、『墨東忌憚』を読んで過ごした。

途中でツイ友のMIちゃんに会えた。
1年位前から仲良くして頂いていたけど、会うのは初めて。
目があってこの人かなと思った人が本当にMIちゃんで、嬉しくてワンコの様に駆けて行った。
顔を見るのが初めてなだけで、心はすでにめっちゃ仲良しなので、旧友に会った気分。
お土産を渡したり頂いたり、少しだけお話したりして「またあとで!」と別れた。

グッズ販売開始まであと15分という時に、何のタイミングか忘れたけど、私の前にいた母娘と少しだけ会話した。
娘さんは中3で今日のライブは娘さんだけ参戦、お母さまは付き添いで連れてきただけ、ライブ中は車で待っているとの事。
(2枚申し込んで当選する気がしなかったと…確かに…)
この中3女子、凄いの。
紅白獣で宮本さんを見て「カッコいい人がいる!」とファンになり、独歩ツアーに申込して当選していたのに中止になって落胆。
今回の縦横無尽ライブは(FC会員ではないので)オフィシャル一次に申込して落選、二次で当選して本日初ライブ!で前から9列目との事。
「ライブ見たら、また受験勉強頑張ります!」って…。
宮本さーーーん、中学生女子のファンだって!幅広い層に届いてるよ!!
…と嬉しくて泣きそうになってるうちに、無事ご当地キーホルダーをゲットして一旦ホテルへ戻る。

本当は”CAFE & BAR 夢のちまた”へ行ってみたかったのだけど、ライブ前だと落ち着かない気分だったので行くのはやめて、ホテルでライブに備えて休憩。再び17時頃に会場に戻る。
入場列に並ぼうとしたところでインスタがアップされているのに気付いて会場外で確認。
…うん?なんだ、やり直しって?…ああ、ガム嚙んでたからね。
やり直さなくても良いのに、本当に誠実で真摯な人だなぁ…知ってたけど。
すぐ謝罪してぐちゃぐちゃ言い訳しないその潔さ…惚れる(何万回目の)。
ファンとしてはもう一回歌ってもらえて嬉しい限り。
そして福岡分の動画もカッコいい♡

会場内に入ると、インスタ動画を撮影していた男子トイレ前のポスターでみんな記念撮影してる。
私も記念撮影して短い動画を撮った。

今日は何だか開演前から会場が熱かった。
みんな紅白決定が嬉しくて嬉しくて浮足立ってる感じ。
そして家族連れが多かったりおじいちゃんおばあちゃんがいたりして、ファン層の広がりを感じる。
…宮本さんの願っていた光景だよ。
そう思うと開演前から胸が熱くなった。

今日は宮本さんの歌にも最初から力が入ってた。いつもそうだけど、今晩は特に。
…凄く凄く嬉しいんだね…。良かった。本当に良かった。

今日の席は前から19列目。開演して双眼鏡をのぞくと、視界いっぱいに宮本さんのつま先から頭のてっぺんまで全身が入って表情まで明瞭に見える。金沢と同じくらいの感じだな。

今日の自分用メモ。

①夜明けのうた、の声の伸びがハンパなかった。すごく力が入ってる。
②stranger、歌いながらネクタイをゆるめる仕草がカッコいい!
③異邦人、私が聴いた中で過去最高の雄叫び。狂気炸裂。
④きみに会いたい、歌詞の「シャットアウトして」のところで自分の目を覆う仕草をしてた。今まで気づかなったなぁ。
⑤shining、「今が俺の目指した場所」という歌詞が今日はぐっさり刺さる。
⑥今日はお尻ぺんぺん少な目。ロマンスと獣で少しだけ。「福岡ベイベー!」を連発。
⑦風に吹かれて、では赤いタオルグッズを振り回して手を振ってた。270度腕振りはやめたの?(笑) ジャケットも羽織ったまま。
⑧今宵の出だしのコード、今日は問題なし!コバタケさんが少し心配そうな表情で宮本さんを見てた。この曲で「コンサアト最高!」「輝いてるぜー!」って言ってた。
⑨あなたの…のメンバー紹介でキタダさんを紹介するとき「やべえ…マジでカッコいいです…」と言ってた。続くドラム紹介でなぜか間違えて「ベース」と言ってしまい、急遽ベースが先になってドラムが後になった。玉田さん、びっくりしただろね。
⑩PS.で「大好きです、エビバデー!」と大量に指差しで愛をふりまく。
⑪アンコールでは黒ロンTに黒ジャケ、黒スキニーで登場。アコギでやさしさを披露。どういう風にと表現できないけど札幌で聞いたのより進化しててカッコ良くなってた。
⑫ハレルヤ、歌の途中で自ら会場左まで走って行ってパイプ椅子を取りに行き、舞台の前ぎりぎりまで持ってきて、その上に立って歌う。舞台右横に機材が置いてあって狭かったせいか、一旦舞台下に飛び降りステージ右端まで行き、戻る時も舞台下に飛び降りてた。ジャンプ力ハンパない…。

今回心に残った事。
ENやさしさの後に、定例の宮本さんがコバタケさんとお話するコーナーで、宮本さんがコバタケさんに「福岡で何か食べました?」みたいな事を聞いてそれに対してコバタケさんがちょっと返事したあとに、「そんなことよりさ…」って話を振ってくれて。
すると会場から物凄い拍手が沸き起こり「あっ…あの…知らない人もいるかもしれない…ゴニョゴニョ…紅白歌合戦に出る事になりました。ありがとうございます!」と髪の毛をぐしゃぐしゃにして「まだ詳細決まってなくて…いずれにしろ最高のパフォーマンスで年末に華を添えられように全力で頑張ります!」とギターを持ったまま両手を広げて一生懸命気持ちを伝えてくれた。
会場から再度沸き起こる割れんばかりの拍手。私も力いっぱい拍手した。
…ああ、この会場に、この場にいられて良かった、と思った。
真っ先におめでとうの気持ちを伝える事が出来て、本当に良かった。
すると宮本さんが嬉しそうに「なんだこの幸せ空間!」と一言。
それを聞いて更に大きくなる拍手。
…みんな幸せなんだよ。宮本さんが喜んでいると思うと、それだけで幸せなんだよ。本当に本当に嬉しいよ。おめでとう!
宮本さんと会場が一体になった、と思った瞬間だった。

今回心に特に残った事が上の出来事の他にもう2つあって。
それは、宮本さんが紅白出場の報告をした後にコバタケさんが「僕自身は紅白とかそれ程思い入れもなくやってきたけど。…今回はね、本当に嬉しかった」ってしみじみ言った事。
エレカシでは、ステージ上で自分の他に全面的に頼れる誰かがいたなんて事は宮本さんはこれまでなかったんじゃないかな。
そんな風に全面的に頼れる誰かがいる事で、安心して集中して全力で歌に取り組む事が出来て。そして全力で取り組んだ結果がこうして紅白につながって。
…もう、もう、コバタケさん、そんな環境をありがとうございますっっっ!
本当に本当に感謝しますっっ!
ついでに私の大大大好きなライフ(特に部屋とあなたの…)をプロデュースしてくれてありがとうございましたぁぁ!!
…と心の中で色々叫びながら、コバタケさんの宮本愛ダダ洩れのこのシーンを心に刻んだ。

そしてもう一つがね、どの曲の前でだったか忘れたけど(アンコール近いところだったと思う)、宮本さんが「ライブは、みなさんと一緒に作り上げるものと実感しました」って言った事。
…ああ、伝わっているんだ。声は出せなくとも。
拍手だけでも。動きだけでも。
ファンの気持ちを全部全部分かってくれているんだ。
声を出せないはがゆさも、辛さも。
声なき声援でも、それを感じ取ってくれるんだね。
そして、その気持ちをきちんと言葉にして伝えてくれる宮本さんの大きな愛と優しさに「こういうところなんだよなぁ」としみじみ。

全ての曲が終わって、メンバー全員と宮本さんがハグする時、今日は一人一人とのハグの時間がいつもより気持ち長めだった。
みんな、宮本さんにおめでとうを伝えているんだな、と思った。
宮本さんはもちろんメンバーが全員とっても嬉しそうな表情だった。
感動をぶち壊すかのように、最後はけていくときお尻出してブー。客席から思わず笑いがもれる。

全員がステージからはけてしばらくたつと、アンコールが終わった後だったのに、再度拍手が沸き起こって止まらなくなった。
もっと宮本さんの歌を聴きたい。この幸せな時間がもう少し続いてほしい。
みんなそう思ったのかな。それくらい、今夜の一体感は凄かった。
結局再アンコールはなかったけれど…。
この気持ちを表すために拍手せずにはいられない。そういう感じだった。

規制退場に従って会場の外へ出て少し歩きバスを待つ人の列に並ぶ。
ふと上を見ると、ひんやりした空気の夜空に丸い月が浮かんでいた。

『いつの日か輝くだろう 今宵の月のように』

自然にこのフレーズが心に浮かぶ。
あなたのその圧倒的な輝きを日本国民全員に知らしめる時がやってくる。
待ちに待っていた日がやってくる。
…そう、大晦日に。
心の底から嬉しさがじわじわとこみあげてきて。
嬉しくて幸せで。
バス停で一人泣いた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?