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ツアー参戦旅日記@福井<14回目>

5/5(木)、晴天。
飛行機で小松空港へ向かう。
眼下には雪を抱いた富士山が見えて早くも嬉しくなる。
コロナのため小松空港から福井駅へ向かうバスが減便となり、私の飛行機に接続するバスがなくなってしまったので、小松空港→小松駅→福井駅と移動。
羽田から一緒だったMDちゃんと福井駅付近のレストランへ向かいMっちと合流。
福井名物のビュッフェを少しだけ控え目に堪能したあと、ランチのハシゴで回転すしへ行きお寿司を少しだけ。
美味しいものをお腹いっぱい食べて大満足したところで駅前の恐竜くんたちを撮影してから福井城経由で会場へ向かう。

夏のような日差しで暑い。
日傘をさしていてもじりじりと太陽が照り付ける日だった。

キーホルダーを無事ゲットして会場内のカフェで1時間程お茶しながら休憩。17時で入場待機列に並び会場へ。

今日は前から11列目(実質10列目)のど真ん中、場ミリ真正面。
双眼鏡をのぞいてみたけれど、たぶん必要はないな、と思った。
肉眼で表情がハッキリ見える距離感の有難い席だったので、メモは少な目にして宮本さんの姿をたくさんたくさん心に焼き付けよう。
そう思った。そして開演。
(今回、前半をライブ後わりとすぐ書いて3週間ほど放置してあったため、後半の記憶がなくなりつつあり、よって後半の記述も少な目です💦)

光の世界。
暗闇のシルエットからだけでも分かる。
…髪の毛、伸びたなぁ。
そう思った瞬間、自分の中から溢れるように愛しさがこみあげてきて、早くもじんわりと涙ぐんだ。
大切な人が、今日も元気で歌を届けてくれる。
それだけで、奇跡じゃないか。そう思った。
声がすごく伸びて良く出てた。

夜明けのうた、歌い方が段々エレカシっぽくなってきてる。
ツアーが始まった頃は正確無比なリズムで歌っていたけど、後ろにずらし気味になってる。
メンバーを信頼してるんだね。
だんだんバンドっぽくなってる!

stranger、これも後ろにずらし気味で。
ライティングと相まって超絶カッコいい!!

異邦人、こっち向いて目をひんむいて歌ってる。
やっぱりこの距離感で場ミリ真正面だと、たくさん視線をもらえて嬉しい!
表情が良く見えるので大迫力。
汗でキラキラと顔や首元が真珠の様に輝いている。

キミに会いたい、曲前に「福井ベイベー!」と。
歌詞の”シャットアウトして”で自分の手で目を覆う仕草がセクシー❤

化粧、の前に「ステキな曲、いっぱいお届けします。最後まで気楽に楽しんでくれ!」。
でも肝心のタイトルを忘れたのか「えと、あの、…名曲です」と。
曲に入る前に、マイクを通して聞こえた「はぁ…」という切ない溜息で一気に引き込まれる。

春なのに、は一音一音噛みしめるように。

shining、”オレがオレらしく生きるために”を物凄く力を込めてハッキリと歌う。
”一輪の花”で会場を指さして中央を見た時の視線が鋭すぎてぞくっとした。
今日はいつにも増して眼光鋭い…。
「福井ベイベー!!」と言ってステージをはけたあとの、日本代表ドラムがずしんずしんと心臓に響いてヤバかった。

お色直しして登場の獣。
ダンスはキレッキレだけど、気のせいか今日は左右への移動幅がいつもより少ないような…?
曲途中で指差しを頂き嬉しくて飛び跳ねる。

続くロマンス。やはりいつもより左右への移動幅が若干少な目?
そして最近恒例だった(?)ドア開けも無し(笑)。

冬の花、汗びっしょり。
動くたびに客席まできらきら光る汗が飛んできそう。
顔の汗を振り払いながら歌う姿が神々しい。
今日はちょっと高音苦しそう。
途中で苦しそうに床に膝をついて歌ってた。
終わりの方で両手を広げて「福井ベイベー!!」。

悲しみの果て、メモにはなにやら5行くらい必死に書き綴ってあるけど、判読不可(泣)。

sha・la・la・la、歌終わりに一瞬鼻に赤いハートの花びらをつけた姿がピノキオみたいでかわゆかった。

浮世、いつにも増して目玉ひんむいて歌ってる。
和太鼓みたいなオープニングで始まったドラムと相まって迫力ありすぎて怖い位。

第二部、passion。
着替えてきたばかりなのに、ジャンプしながら歌ってもう汗びっしょりに。
「そして晴れるや」を何故か「そして晴れ!!!」と断言するように歌った。
間違えたとか歌詞を忘れたんじゃなくて、何か意味があってそう歌った感じ。

ガスト、”自分自身の”化けの皮を剥がしに出かけようぜ、と歌ってた。
踊りキレッキレでタコ踊り炸裂。

風に吹かれて、今日は腕振りはせず頭と腰を小さく左右に振って。
何だかエモーショナル。
開いたシャツの間に大量の汗が光ってる。
「出かけようぜ」、と何度も言ってた。

今宵。
やっぱりこの曲でアコギを抱えると、顔つきがきりっとする。
そして何だかとても自由にのびのびと歌ってる様に感じるのは私だけかな?
両手を空に向かっていっぱいいっぱい伸ばし、「輝いてるぜ、エビバデー!!」と。
この言葉で、私は泣いてしまった。
…この一瞬一瞬が、”もう二度と戻らない日々”なんだと、本当に思ったから。
宮本さんはこの先も走り続けるのかな。
輝くために。輝き続けるために。

あなたの、メンバー紹介、大体いつもと同じ。
だったのだけど、ひとつ心に残ったことが。
日本代表トムを「尊敬してます!」と紹介したんだよね。
…はー…。
こういうところ、やっぱり好きだなぁって心底思う。
自分より8歳も年下の人間へのリスペクトを全観客前で表現できるところ。
本当に魂がキレイなんだなぁ…。

最近はキタダさんを”魔術師”と呼ぶのがマイブームのご様子。
”まじゅつし”、がちょっと舌足らずになって”まじゅちゅし”みたいな発音になり会場中の女子がおかん発動(笑)
「キタダキタダ キタダマキー!!」は健在。

この道の先で、”ハートはいつだって”の歌詞のとき、落ちてたハートを自分にくっつけてちょっとドヤ顔(笑)。
またまた指差しを頂き、きゃっ❤となる。

十六夜では、曲前の「散歩しよう。いっしょにでかけよう」に続けて追い打ちをかけるかのような「愛してるぜー!」に会場中大興奮。
「いっしょにでかけよう」で視線を頂き、汗で煌めくこちらへ向けられた表情が美しすぎて、思わずため息が漏れそうになる。
今日は高音が少しつらそう。
最後の”For you ”を歌い終わった時、倒れてしまうかと思った。
苦しかったのか肩をわずかに上下させて自分をそっと抱きしめている宮本さんを、いつまでもずっとそのままにしてあげたかった…。

と思っているナイスタイミングで玉田鬼カウントによりRain開始。
さすがです、宮本さんに尊敬される日本代表!
この曲も少し高音がつらそうだったけど、歌は圧巻。
こんな音数多くて高低差ありすぎな難しい曲、なかなかないよ💦
それをライブでCD音源を軽ーく超えて歌う宮本さん。
やっぱり本当に世界屈指!!

PS、「立ち上がれ がんばろぜ」でまた泣いてしまった。
この曲で宮本さんファンになった私。
この歌が私には何かとてつもなく意味があるらしい。
立ち上がる力を、頑張ろうと思う気持ちを、この曲が何回でも何十回でも何百回でも私にくれる。
会場中にあらん限りの愛を届けようと全方向に指差ししてくれる宮本さんに、私もあらん限りの力で拍手を送った。

EN。
今日は黒ジャケ、オリンポス白T、黒スキニー。
歌前のトークでコバタケさんが「福井は初めて」というと、何故か少し嬉しそうに「初めて?」と満面の笑みの宮本さん。
(コバタケさんの来たことのないところに自分は来たことがあるのが嬉しかったのか(笑))
以下、トーク抜粋。
コバタケ:「福井ほんとにいいところですよね。おしゃれな店がいっぱい」宮本さん:(あんまりピンと来てない感じで)「飲食店とかですか?」
コバタケ:「今日も泳いだ」「プールに決まってんじゃん」
宮本さん:(会場に向かって)「海ではまだ泳がないですか?」
     (独り言のように)「そうですかぁ…」
コバタケ:「すごくやりやすい会場!」
宮本さん:「たくさん集まっていただいて感激です!ライブはその日になってみないとわからない。体調とか…」

木綿、今日も歌詞はちゃんと”贈り物をねだるわ”になってる。
ああ~、もう浩次作詞の”欲しいものをねだるわ”は聞けないのかな、
なんかそれはそれで寂しいな…。
最初起きてた手拍子が途中で止み、素晴らしい歌を聞き逃すまいとするかのように会場がしん、となる。
胸の前で指を組んで、伸びやかな歌声を祈るように聴き入った。

ハレルヤ、とにかく宮本さんの歌を全身で感じたくて、最高のライブありがとう!の気持ちを伝えたくて、最初から最後まで無我夢中で拳を振り上げジャンプしまくり。
たぶんトランス状態だったと思う。
歌の世界に入り込んで、頭の中が最高にハレルヤな幸せな感じになってた。
気が付いたら曲が終わっていて、物凄い拍手に会場が包まれていた。

今日もメンバー一人一人と握手とハグ。
コバタケさんとハグした時だったかな、片足がピョンって上がって、その仕草と照れたような少年の笑顔が最高にキュートだった!
そしてみんなで手をつないでステージ中央で深ーく何度もお辞儀。
移動してまたお辞儀。
心の底から嬉しそうな笑顔にこっちまで幸せで泣きそう。
最後下手へはけていく前に、着てたジャケットを脱いで会場へ向かって投げると見せかけ投げずに、小さくお尻出してブーして軽やかに退場。
白Tの袖からのぞいていた、細いけど筋肉のしっかりついた逞しい二の腕に目が釘付け❤
ああ、今日も最高だったなぁ~。

規制退場に従い退場して、会場外でMっちとMDちゃんと歩いて福井駅へ向かった。熱を帯びた体に夜風が気持ちいい。

実は今日は、少し気になったことがあった。
それは、もしかしたら今日の宮本さんは体調が万全ではなかったのかもしれないということ。

いつもより動きも移動も少なかった。
山形では余裕で出ていた高音が出ていなかった。
ノってる時に出るドア開けやら股間技やらがなかった。

EN前のトークの”体調とか”って言葉を聞いて、”ああ、やっぱり今日は少し本調子じゃなかったのかな”と思ってしまった。
もちろん、ライブを中止にするとかいうレベルのものでは全然ないし、著しくパフォーマンスが低下していたかと聞かれたら断じてそんなことなくて、たぶん1%の違いがあるかどうかっていうところなんだけど(14回も行ってると、さすがに極めて微妙な違いまで感じられるようになるのかも)。

ライブのたびに常に万全の体調にコンディショニングするという不可能を、この人はやろうとしている。
例え万全でなくとも常に最高のクオリティーのパフォーマンスをすることを課している。
そして今日でもう45回、実際にそれを実行してきたんだ。

…ううん、違う。
エレカシの33年間を含めたら何百回も、だ。

こんな人、世界中のどこを探しても他にいないと思った。
55歳で47都道府県てツアーに出て、2000人規模のホールで、1万人以上の規模のアリーナと全く同じ熱量で歌ってくれる人(それも8か月間にわたり毎週数回!!)。
来られないファンのために毎回旅日記をUPしてくれる人。

こんな凄くて優しい人、ほかに誰もいない。
だから大好きなんだ。だから応援したいんだ。

…だから、最後まで見守るからね。
最初で最後かもしれない、ソロの全都道府県ツアー。
他に何も出来ないから全力で応援するからね。

次は、とうとうツアーファイナル山口。

…ツアーが終わる時、私はいったいどうなってしまうのだろう?
燃え尽きて廃人になっちゃうかも…。
ふと、そう思った。

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