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懐かしくも最強な気持ちになる映画『グランメゾン・パリ』

私はドラマにほとんど触れない!

そういう習慣がない!

映画化してから観ることがほとんど。

グランメゾン、よくぞ映画化してくださいました。

料理の才能でゴリ押し、世界中の誰もがその腕を認めざるを得ない大天才・尾花夏樹(キムタク)は、今日も料理のために全力投球。

俺の考えたコースが世界一!

おい、勝手にメニューにアレンジすんな!

おまえは俺の言う通りにしてればいいの!

尾花、おまえは人の話を聞かなすぎ!
もう辞める!
(↑尾花シェフの右腕の人)

ああいいよ!
むしろクビにしようと思ってました!

厨房ではトラブル起こりまくりの一方で、客席では今日も絶賛の声が…あれ?

今日はちょっと…。

デザートは最高なのにな〜…。
(↑さっき尾花シェフに
「勝手なことすんな」
って言われてケンカになったパティシエの人が作ったやつ)

現段階で尾花夏樹シェフ(キムタク)は、料理人としては最高でも、組織のトップとしては未熟なわがまま小僧。

まさしく王道のドラマだ。

東京で三つ星シェフになった尾花くんは、本場・パリで新店舗を開き、その野望を叶えようとしている。

すると浮き彫りになるのは東洋人である尾花くんに対する差別。

そしてシンプルに治安が悪いなど。

最高の料理には、最高の食材が不可欠なのに…!

【三つ星】と【パリ】にこだわり、料理人としてのアイデンティティを捨てようともする尾花…。

お店のスタッフに対してもつっけんどん。

(さっきそれで失敗したばっかりだろ…)
と観客(私)からも呆れられる。

ミシュランは世界最高峰の評価基準。

けれど、そればっかりが人生じゃない。

なんでキムタクは三つ星・パリ・フランス料理にこだわる?

「こんな面白いこと、やめられるわけないだろ」

これがクライマックス直前で言えるのが好き!

本当に幸せな生き方とはなんだ。

フランス料理とはなんだ…。

国境も過去も関係ない、グランメゾンのメンバー14人(超・多国籍)全員の思いを、この場所で認めさせてやりたい。

それが一番、面白い生き方だから…。

最高にかっこいい!!!

世界平和じゃん!!!

そのためにはやっぱり、人としての当たり前のことを大切に。

仲間の話を聞いて、他人の立場でものを考える。

それとパティシエのおにーさん、闇金には手を出さないでください、それは常識だから!!!

ほんの数年前に実現した奇跡を、キムタク主演のドラマの劇場版という形で映画化…お料理の監修も、もちろん小林圭シェフご本人。

大晦日や元旦に相応しい、今の時代にこそ必要な王道だと思う。

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