飛び降り自殺未遂レポ③
ベッドに寝たきりになりながら、「何故こうなったのか」と何度も考えた。
13階から跳べば、楽に確実に死ねると思っていたのに。話が違うじゃないか。
それでも、地面に激突した直後とか、一番痛い瞬間に意識を失っていたのは幸いだった。
入院してしばらくの間は流動食だった。
その後、お粥とか柔らかいものが食べられるようになった。
しかし何を食べてもおいしいとは感じられなかった。
牛乳すらもまずいと思う位だから重症だ。
自殺決行の当日は、飛び降りることが少しも怖くなかった。
けれど病院で目が覚めてからは、なんて恐ろしいことをしたのだろうと感じるようになった。
痰が出せないことも辛かった。
寝たきりの状態だと、喉にどんどん痰が溜まる。
骨盤の手術をした後だから、痰を吐き出そうと力むと、下腹部が猛烈に痛い。
そのうち呼吸もうまくいかなくなってきた。
そこで喉にチューブをさして、痰を吸引してもらった(これも結構辛い)。