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飛び降り自殺レポ漫画34〜36

フランクが「想像力」の話をするパートが印象に残った。

村上龍さんの本はこの味噌汁と「限りなく透明に近いブルー」だけ読んだことある。

仕事上で知り合った客の所作や雰囲気、僅かな手がかりから、こいつは連続殺人犯ではないか?と直感してしまう主人公。

そんなことって実際にもあるのかな。

淡々とした語り口で、登場人物の誰にも感情移入できない。

ジュンちゃんしかいない。

そこにある脅威を、「恐怖」と認識できない。

それはとても危険だし怖いことだ。

フランクは明確な「外敵」。

ああでも、やっぱり面白い。




入院してた時の体験を漫画にするにあたって、入院中に書いていたnoteを読み返している。

メンタルに関することが多めで、結構同じ内容を何度も書いていたりする。

漫画ではフィジカルの内容が多くなるかもしれない。

改めて、現実は、フィクションのように潔く死ねたりはしない。

「死ねない」現実をちゃんと伝えている本とかはあまり見かけたことがない。

自殺未遂経験者は恥ずかしがらずに、もっと声をあげてもいいと思う。

「チクショウ、案外死ねないぞ」と。

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