『ライオン・キング:ムファサ』に【王道】を学ぶ
ライオンは象より小さい。
牛の方が力が強い。
キリンの方が背が高い。
チーターの方が速い。
僕になにができる?
みんな、命の環(サークル・オブ・ライフ)で繋がってる。
みんなで力を合わせないと、私たちは私たちの幸せを守れない。
ムファサにあるのはライオン・ハート。
彼こそ百獣の王の器…。
主人公はムファサ、そしてスカー…ライオン・キングにおけるヴィラン誕生までのお話でもある…。
そして前作より物語が複雑になっており、ビターだ。
シンバ…やんちゃ小僧だったのに、すっかり立派になって…(感涙)。
ムファサとタカが袂を分かつ結末に向かう中、このふたりはなにを取りこぼしたのだろう。
【王位】が鍵になったと思う。
タカは重圧とかプライド、そして一人の男としての制御できない感情を背負いつつ、本当のところは自信なんてない。
王子という立場さえなければ、タカはスカーになる必要もなかったんじゃないか。
ただのケンカで済んだかもしれない…と、私は思う…。
スカーはハイエナのエサになる運命ですが、ムファサは最期まで彼を兄弟だと認めていただろう。
そして「生きる」とはなにか…というところまで行く。
これが“ライオン・キング”。