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栗日記53:本音の垂れ流し

現実逃避をする時間が欲しくなる。

以前はそれをお酒の力で何とかしていた。
今は昼寝かもしれない。

もう結婚して子供がいる友達とかもいる。
みんなちゃんと働いてるはずだ。

私だけがこうなった。

それが恥ずかしい。

今は結構いい暮らしができていると思う。

母にいろいろ介助してもらって、好きなだけ寝ておいしいものを食べている。

働いてた時はこういう暮らしを夢見ていたかもしれない。

家族は「色々考えすぎ。もっとゆっくりすれば良い」と言ってくれる。

私が怪我人になったからだ。

私が健康だった時はもっと色々発破かけてきたし。

私が望む対応を家族にしてもらうには、私がこうならないといけなかった。

湧き上がってくるネガティブな感情に勝つためには、それを上回るポジティブな経験をするといいと本にあった。

しかし今の自分にそれができるとは思えない。

私は弱くて愚かな人間だから。恥をさらしてその自覚なしに生きてきたから。

でもそういう自分だからこそ目指せる自分もあると思う。

今の自分にしか目指せない何かがあるはずだ。

世の中には息をするようにインプットをする人間もいるようだが、私にとってインプットってすごく体力を使う行為だ。

特に活字を追うのは体が慣れていない。
いつまでたっても慣れない。

考えても仕方がないことぐらいわかってる。
どう考えても前を向いて生きていくしかない。

いつ死ねるのかわからないのが本当に恐ろしい。
なぜみんなこんなことに耐えられるんだ。私は楽なことが好きだ。

努力しなくても報われたい。
なんの功績も上げていなくても認められたい。

両親は私が強迫性神経症になった時に気づいてくれなかった。

鬱だと言っても相手にしてもらえなかった。

適切な教育を受けさせてくれなかった。

高校の入学時、クラスを勝手に変えられた。

生まれてくるべきじゃなかった。
生まれてきてごめんなさい。

生んでくれと頼んだ覚えはない。

私はもうやる気がなくなってしまった。
やる気をなくすのは危険なことかもしれない。

私はダメになる。
老化する。

お母さんが死んだら私もきっと死ぬ。

楽に生きていく手段がなくなったからだ。

方法は新幹線自殺。

ここだけはもう決定している。

終わりを決めたら楽になった。

死ねないなら左腕を治すことだ。

お母さんも左腕もないのに、生きていけるなんて想像できない。

私の内から希死念慮が消える日なんて来ない。

周囲は私に期待しすぎたんだ。

産んだのが間違い。

神様は私に何を望んでいるんだろう。

あんなに高いところから落ちたのに。

私を生かして何がしたかったんだろう。

急かされるのが嫌だ。
遅いと言われるのが嫌だ。
幼いと言われるのが嫌だ。
弱いと言われるのが嫌だ。
両親に認められないのが嫌だ。
同級生や後輩、人に舐められるのが嫌だ。

人生に失敗して、自殺にも失敗した。

それでも私が死ねば人に迷惑がかかる。

その程度には、私は人間なんだ。

自殺した原因は両親にあると考えてしまうのは間違っているだろうか。

父に無神経なことを言われたから?

なんか相性が悪かったから?

今、私が以前陥っていた
「悲惨な状態」から
「すごく悲惨な状態」に移行した。

経歴だけ見ても働き口なんか全くなさそうな人間だったのに、体に障害まで負った。

嫌だったのはありのままの自分を受け入れてもらえないこと。

社会に出たらそんなこと当然なのに。

勉強していない自分は認めてもらえなかった。

気づいてくれなかったね。

高校時代、強迫性神経症になっていた私のことを、単なる怠け者として扱ったね。

私がその話をすると、イライラしてるの隠そうともしなかったね。

あぁでも自殺については止めてくれたっけ。何度も。

結局飛び降りちゃった。ごめーん。

「子を自殺で亡くす事は、親にとって最大の悲しみだ」と言ってた。

そうだね。
私が親だったらきっと耐えられない。

周囲がこんなにも望んでいないことを、なぜ私は望んでいるんだろう。

ボタン1つで死ねたらどんなに楽だろう。

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