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【ネタバレあり】『赤羽骨子のボディガード』【正当な評価】

原作の漫画をほんの少し読んだ段階で、最初からラウールなんじゃないかってくらい、ラウールだったな…とんでもなくハマり役ですね。

面白かった!

ね〜よかったよね…どうしても
「ラウールの映画だ〜」
ってなっちゃうけどさ、この場合一人の役者として評価するべきなんですか?

ニノがそんなこと言ってなかった?

本当に個人的な印象だけど、アイドルが演技派になるのは20代後半くらいから…みたいな…子役の時点で驚くような演技をする天才はいる。

現役の高校生が現役の高校生を演じているのに、演技に見えない天才もいますね。

ラウールも今から上手くなるから、現時点でもう上手いから。

主人公のいぶきくんはガラの悪そうな高校生。

その役割は幼馴染にして100億の賞金首、赤羽骨子ちゃんのボディガードなのだった。

骨子ちゃんはデカすぎるヤクザの隠し子であるという出自から懸賞金をかけられてしまったが、本人はまったく普通の女の子。

そして二人が所属する3年4組は…骨子ちゃん以外全員彼女のボディガード!

骨子ちゃんには一切何も悟られることなく、ごく普通の高校生活を送らせよう!

面白いくらいたくさんの殺し屋がやってくるけど全員なぎ倒します!

難しいことは考えなくていいんですよ…何をどうやっても絶対にカッコいいラウールがいてくれるから!

ラウールいなかったら何一つ成り立ってないから!

いぶきくん(ラウール)はもちろん骨子ちゃんにハートを奪われていますが、骨子ちゃんの眼前で殺し屋をぶっ飛ばしたと思ったら、その殺し屋本人に
「なあ今の俺ガラ悪かったかな?乱暴なやつだとか…赤羽に嫌われたら俺…」
とか言い出す始末。

おまえ骨子のこと好きなの?

「バッ…バカ!!んなわけねーじゃん!!」

最高だ…。

(一応)因縁渦巻くこの世界、骨子ちゃんの…姉が命を狙ってきたと思ったら、爆弾を水族館に仕掛けていたのだ。

「この水族館ごと…お前たちも私もぶっ飛ばしてやる!!」

い…イカれてやがる…!

しかしこっちはパリコレで戦うような男だ。

キスで倒した。

本当にキスで倒した。

その後おねーちゃんはネタ枠になったので、一方的にラウールに強引なプロポーズをするのであった。

一方、クラス内の裏切り者探しが始まったりして、私もけっこう先読みしようと頑張ったけど全然外しました。

「その人を大切にするってことは、その人が大切にしているものを大切にするってことだ」

いぶきくんの、父が遺した言葉。

護るのは骨子ちゃんの命だけじゃない。

骨子ちゃんの思いも護る。

なぜなら俺たちは赤羽骨子のボディガードだ!!!

カッコいい!!!

そして骨子ちゃんの魅せ場である高校ダンス大会。

…すごい…すごいというか…本物の高校ダンス大会?

公式の協力のもと…なんかそんな気が…それってなんだかすごいぜ!

そういうことで、ラウールの格闘もカッコいいし、高校ダンスもカッコいい。

それまで身勝手キャラだった骨子のおねーちゃんが…終盤になって初めて、100%他人のための行動を!

そういうの大好き!

あと親子愛のパートで泣けた。

訳あって骨子ちゃんの父親は、骨子ちゃんにそれを明かせない。

「私は、ただの他人です…しかし今日のあなたは、綺麗だ…」

再び骨子ちゃんとラウール(いぶきくん)の日常。

骨子ちゃんと水族館デートのリベンジ?

デッ……デート!?

いまだにモジモジしてるラウール…いいね。

なんかもう、全部いいんじゃないかな。

モブが平気で銃火器を使う中、ラスボスのおっさんだけ頑なにステゴロだったりね…全部OK。

私はそれスノを見すぎて気が狂ってしまったので、正常な評価ではないかもしれないが。

いいじゃないですか!!!

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