『JOKER』が好きなので雑談する日記
「意味がない」って言葉を少しずつ意識するようになったと思う。
意味がないとはなんぞや。
この前『JOKER』を観かえしてみて、本当に何回目かわかんないけど、やっぱり好きだなあって思った。
ちょっと状況的に母上が隣にいたので、クライマックスあたりのセリフを私がほぼ暗記してるのを見せたら要らない心配をかけるんじゃないか…となり…できるだけ黙って鑑賞…
「ここのシーン実はアドリブなんだって!」
「このシーンってこんな隠された意味があって…」
「原作ではこのキャラが…」
「ジョーカーってキャラの設定は…」
「ここで流れる歌がさあ…」
「ここ※☆#◯↑♪℃▽」
ああ喋ったさ。
まあ…うん…。
映画自体はバットマンのスピンオフ…その上でアメリカの格差社会にスポットを当てたシンボリックな映画だとかなんとか母は言ってたと思う。
そういう話なんだ!?
もっとバカなお話かと思ってた!!
俗称「無敵の人」となったアーサーは後先なにも考えずに、憧れだった人まで射殺しちゃうよね。
暴徒で溢れたゴッサムシティを見て、「美しいだろ?」
アーサーって別に世界でいちばん不幸な人じゃない。
体は健常だしホームレスってわけでもないし、友人も一応…仕事もしてるし。
ただし開幕からすでにいろんな意味でキレる寸前のアーサー。
飢える気持ちがアーサーを主人公にしている…大好きなコメディ番組を見て、そこに出演して、いい感じになる妄想にふける。
そんなもん、誰だってやるね。
街を歩いてる時に、推しのアイドルが出てるバラエティ番組の企画か何かに巻き込まれたりしないかな〜とか思わない?
「笑う病気」は実在するものだけど、この場合はもっと象徴的なものだと思う。
なぜなら悪役は笑顔だから。
なんとまあ悲痛。
アーサーは「もう失うものはない」と本人が感じるところまで行く。
【友人には裏切られる】
【治安悪すぎるゴッサムシティ】
【父だと思ってた人にも邪険にされる】
そして
「お前の母親は血が繋がってない。頭のおかしい女だ」
とか最低なこと言われるし、真相を知るべく母がいた病院へ…。
…おいおい、じゃあ僕は、最初からいったい誰だよ?
あと大好きなコメディアンに紹介されたはいいけど、なんかブラックな方のジョークのネタにされていたので普通に心外でした!
気持ちを【上げたあと落とされる】系のイベントが連発したし、なりゆきでムカつくやつ3人始末しちゃったし。
アーサーは…ここで自分らしさみたいなものを見出していたのか。
やっぱり根っからの悪人だったのか?
「アーサー」はとりあえずの名前だったから、次回作ではアーサーではなくなってるのかな?
もちろん『ダークナイト』のジョーカーとはあんまり直接結びつかない人物じゃん。
ダークナイトの時のジョーカーは人というより神寄りだったよね?
日本って同じ原作でここまで展開しないよね…ファンが二次創作でやることはあるけども。
ちょ…つまり
【アーサーってマジで意味がないことをしてる時こそカッコいいよね】
って言いたかった。
長々とね。
話したくなりますね、推しの映画。