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この…ピーターパン野郎!
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前々回の診察で精神科の先生から「ピーターパン」という単語を聞いてから、とりあえず関連する書籍を読んでみることにした。
私も心理学部にいたから聞いたことあるし。
自分がそうとは考えもしなかったけども、正直先生から言われた時はかなりしっくりきた。
「そういうことか!」と…まあ言われたのは私が診察で先生から提案されたこと(ADHDの薬を飲む、就職活動をするなど)を全部拒否したからなんだけど、たしかに私が精神科医ならそんな患者はいやだ。
ピーターパン人間という言葉がたくさん出てくるこの本は、私が生まれてくるはるか前に存在していたけど、まさしく私のことを指すようなケースがいくつか見られた。
実家にパラサイトの、こどもおとな人間。
親から「もうあんたの生活費は出さないよ」と言われたら一撃でアウトの…本の序盤ではそういうピーターパン人間の、ピーター野郎のいかに愚かしいことか、どれだけ浅はかなのかということが書かれていた印象だ。
読んでいてかなり、効く。
なお自殺に走るピーターパン人間もいるらしいが、それはごくごく一部とのこと。
少し意外だ。
ふつう死に走るものだと思ってた。
私のようにピーターパン人間当事者が読んでももちろんためになる本だし、そういうピーター野郎のサポートをする立場の人に向けられた本でもある。
内容を他人に説明しろと言われると困るけど。
ピーターパン人間の特徴…ごめんなさいが言えないとか、うん…そんな感じだ。
ピーターパン人間をいかに社会復帰の方向に誘導していくかってパートも確かあったし、そもそも就職もしていて家庭も持ってて、それなりに社会的地位や財産も手にしていながら、それでもピーターパンシンドロームだって人もいるらしい。
大人になんてなりたくない、ずっと子どもでいたい…私も働いてた時とか、それ以前から「年齢の割に幼い」と言われ続けてきた人間だ。
しかも失敗から全く学ばない。
私はそれでもなんとか社会に出たら出たで、それなりに通用するものだと思ってたし、最初の職場ではまだマシだった…私がほんとにピーターパン野郎になったのは、元々の特性と、自殺願望とかが作用しあってのことなのか。
甘やかされたいです。