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『ふたりで終わらせる』絶対に後悔しない

そう、ものすごく文化圏の違いを感じる。

ただし家庭内暴力は…暴力を振る側の気持ちもわからないとして、暴力を振られた時に、それを許してしまう人の気持ちもあんまりわからない。

リリーやライルのコミュニケーションのノリ。

リリーは落ち着きがない、おしゃべりな女性…しかし愛嬌があり、彼女を嫌いになる人はいないだろう…そんな人。

そして【色気を可視化したような男】ライル。

控えめに言って最高ですね…。

お互いに腹を割って話したこともない段階で、婚約までして、子も宿す。

???

リリーの人格形成には、幼い頃からの父の暴力が強く根付いて…頑なにライルと結ばれたがる。

そんなに彼を信じたいのか。

辿っていくとやはりリリーの父親が諸悪の根源ですが、その父にとっての諸悪の根源もおそらく居る。

悲しみの連鎖。

それを終わらせる。

ライルの人格形成にはガバガバな治安が大きく関わっているから、なおのこと文化圏の違いを感じる…!

初対面の人とも一瞬で打ち解ける。

素性も知らない人と恋愛する。

リリーの典型的な被害者像からの、成長。

それは人の話をちゃんと聞くことが鍵になったはず。

私たちで断ち切るけれど、あなたを愛したことは絶対に後悔しない。

本当、価値観の幅を広げる映画でした。

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