死体の山を歩きたい日に、『シビル・ウォー アメリカ最後の日』
ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ(銃声)!!!!!!!
死ねえええ〜〜〜(殺意)!!!!!!!!
(めっちゃ明るいBGM)
あっ一枚撮りま〜す。
なんだかわかんないけど、内紛が思いっきり起きた…彼の地。
国全体がゴッサムシティになっちゃった。
きっとジョーカーもご満悦。
安全な場所も、ルールもありゃしないんだから。
無関係の人間も、人質も、みんなみんな殺します。
生きてる人と死んでる人で、
【1:100】くらい。
文字通り、今日も死体の山の上を歩きましょう。
そしてその写真を撮りましょう、すべては報道のために。
【ジャーナリストは自問自答してはならない、記録することだけに徹しよ】
主人公は内戦を記録するベテラン女性ジャーナリストのリー。
と、彼女に憧れてジャーナリストを目指す少女ジェシーちゃんと、リーのダチども。
すっげえ良いじゃん。
テーマが『内戦』であり、つまりアメリカ国内で起こる戦争である以上、相手も人種は同じだし、言葉も通じます。
この小さな島でも同じようなことが起こりましたし。
それが余計に、なんで争ってるのかわかんなくて、もの悲しい。
『銃を持った悪い人に勝てるのは、銃を持った善い人』
の教え通り、力に酔った人間は言いたい放題するし、やりたい放題する。
君…アジア系?
そっか…死刑。
君…たまたまいたので、特に理由はないけど死刑。
この連続。
命乞いをすると同時に発砲するような連中に、一体どうしろと?
戦場にいる人は必ず体験する…
【銃声に飽きる】
【ヘリの音に飽きる】
【死体に飽きる】
きっと自分が死ぬことにも飽きるでしょうよ。
えっ…今なんで殺した…
そしてジェシーちゃんは、天性のジャーナリストとしての才覚を表す。
人でなし?
いや、リーだって身内の心配はちゃんとしてた…。
ぜんぶ、撮りましょう。
こういう職業が必要なのですね。
『ナイトクローラー』の彼も活躍しそう。
面白かったです、エンタメとして解釈しましょう。