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お母様たちから見て、私は誰だった?
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わたしはB型さぎょうじょに通っているので、半年に1回くらい、保護者会というのがあります。
タイミングが絶妙に合わないのと、私は当事者だけど一人で参加できるので…前回に引き続き、今回もそのようにする。
この方が気楽!
保護者会は毎回テーマが違うみたい。
A型作業所の案内の日もあるし、今回のようにディスカッションをする日もある。
それがかなり面白かったので書いておこうと思います。
もちろん保護者会であるので、テーブルを囲むのは6人くらいの、障がい者…当事者の保護者さん。
お母様が多いです。
なぜか私だけみんなの半分くらいしか生きてない当事者なので、フォローする意味もあって、いつもの職員のおっさん(おしゃべりでお酒好き)も一緒。
たいへん心強い。
アイスブレイクから入る…
①名前
②参加の動機
③「実は私…」と前置きして、なにか一言
という流れ。
全体の流れから見て、短時間で腹を割った話をするのに有効な段取りみたいだ。
実際にみんなすごいスピードで心を開きかけてるように見えた。
当事者の母親同士…さて、私もいます♪
栗「栗です〜両親はスケジュール合わなくって♪実は〜どこまで言ってもいいんだろう〜インターネットで絵を描いて発信しまくってます〜♪お絵描きしないと体調崩しちゃう♪」
みなさま「…………………」
ここで職員さんが何かしらフォローをしてくれたと思う。
すみません、細部を忘れた。
みんな元気ないよ!
「今、ここに爪痕を残そう」と思わないの!?
思わないのか…表情が疲れ切っていらっしゃる、みんな…。
ディスカッションのテーマは『依存』だ。
多くの参加者は、当事者の身内に依存され…依存させたり…共依存だったり。
みんな少しずつ、腹を割った事情を話す。
すると当然、はちゃめちゃに長くなるので、時間は区切らないといけない。
まったく話し足りないぜ!
講師の先生が止めてもぜんぜん喋り続けてるテーブルあったよ!
私も話したかったし!
私にかなり気を遣いながら(ありがとう)職員さんから、私が話しやすいように流れを作ってくれる。
おっさん「栗さんはどうでしょう…依存とかについて…ご両親と話される機会は…」
栗「4年くらい前までは、かなりありました…今は…そのあたりについて…あんまり下手に突き詰めて話すと…私がもう一度死ぬ可能性がある」
隣にいたご婦人が明らかに動じた。
みんなの表情も少し反応した。
動じないのはおっさんだけ!
ありがとう!
栗「意図せずして、私は今、思いっきり自殺を盾にして両親に依存しています〜♪」
「きっと私は両親が亡き後、後を追うんじゃないかと心配されていますね〜♪」
「うちの家系では…おかしくなっちゃったの、私だけなんです。私だけで本当によかったって思ってて♪♪♪」
ぜんぶ本音だけど、場所が場所なだけに、完全なモラルハラスメント!!!
か!?!?
いや、そういうディスカッションだから。
お母様たちから見て、私は誰だった?
【なんでコイツこんなヘラヘラしてんだ!?バカか!?】
合ってますか…?
答え合わせはまた今度しましょう…♪
本当に時間が足りないと感じた、つまり有意義だったということだと思う。
一人で来た当事者は、パッと見たところは私しかいない。
その後は作業所の統括の人からの熱血スピーチ(カッコよかった)で締め。
今に至るまで、障がい者たちへの偏見は確かにある。
テレビの報道の仕方も微妙なことがある。
(中略)
私たちは…絶対に、当事者が安心して生きられる場所をつくる。
そしてそういう世の中にしたい…!
もっとめちゃ長かったし、訴えかけてくるものがありました!
統括のおっさんカッコいい!
ファンになりました!
この先のことはわからないが、どう転がっても…私は私のことが好きなまんまなんだろう。
死んでも変わりゃしないんだから。
絵日記もよろしくね♪