栗日記 リハビリ編38
ローマな漢たちのキン肉に見惚れる。
完成された肉体を持つ男達で画面は埋め尽くされ、何やら暑苦しい会議が始まる。
しかし筋肉が生み出す反射光の魔術により映画に集中できない。
しかしそれはこの映画のたくさんある見どころの一つに過ぎない。
主人公ジュダ・ベン・ハーの真っ直ぐすぎる瞳に射抜かれたら、どんな人間のハートもイチコロ。
そして顔は見えないイエス様。
当時の時代背景では、神も悪魔も真剣に信じられていたのかもしれない。
中野京子先生の「怖い絵」でも触れられていた、
医学的ではないにせよ、病を治すために教会を目指したりする人々がいた。
その時代を生きた者にしかわからない、病との向き合い方だった。
“業病”と呼ばれる病に侵され、ジュダにも知らせずひっそりと身を隠した母と妹の精神状態。
想像するに余りある絶望だ。
そして神の奇跡により2人の病は取り払われる。
現実でもそういう奇跡起こったらええねん。
今日は1時間位の昼寝で済んだ。
映画鑑賞もリハビリをしながら見ていることで、体が鈍らない。
動かなくても食欲は旺盛なので体重が徐々に増えていく。
鏡の前で左手を動かして、回復している自分をイメージする。