言霊を考える
子育てをしていると、色んな自分に出会うことになる。
ハッとするのが、子どもは私たちの発する言葉(振動)を全ての感覚でよく受け取っているということ。
早くしなさい
だから言ったのに
(頑張って)やらないと成功できないよ
人の気持ちを考えなさい!
日常でよく言ってしまいがちな言葉たち。
しかしこれらは私という個人の思考パターンからくる、私の価値観を作っているもの。
私の価値観どおりにやらないと、ネガティブな出来事が起こるのよ!
という、問題回避と恐怖のレベルの価値観を子供に押し付けているということだ。
これは良く考えると恐ろしいことで、子どもたちもこの言葉たちを受け取り続けることになるので、同じ価値観になっていく。
弟に対して、私と全く同じ声かけをしている長男を見て、ゾッとした。
言葉はまず脳で想起され、口から表出して、振動としてまた耳から脳へ入ってくる。
言えばいうほど、自分の思考パターン、意識レベルは定着していくということだ。
だから、まず言葉を変える。
早くしなさい、と言われ続けると他者基準になっていく。誰かに言われなければできない大人になっていく。
これを、いつやる?どんな風にやる?に変えるだけで自分基準にできる。(もちろん、早くしなさいよ、という非言語の意図を入れると効果ない笑)
こうやらないと失敗するよ、ではなく、お母さんはこうやったら成功すると思うな。君はどうやったらいいと思う?でいい。
自分で選択させる余白を残す、それが大事なのだと子どもが気づかせてくれた。
そして、人の気持ちを考える前に、
自分の気持ちを感じられること。
自分の気持ちを受け取ってもらえる経験をすること。
これは、大人がまず自分自身にやるべき事だ。
これをしないまま人のことを考えるのは、自分の満たされない部分を他人の苦しみで満たすだけになるから。
言葉は振動で、周波数だ。
幸せな周波数で満たされた世界で育つ子どもは、自己受容感も高くなる。
言霊とは、言葉の持つ力。