◉【おもてなしに学ぶ】(茶道家メモVol.13 五臓の和合)#45
1. 肝臓は酸味を好む
2. 肺臓は辛みを好む
3. 心臓は苦味を好む
4. 脾臓は甘味を好む
5. 腎臓は鹹味(かんすみ)[塩味]を好む
※五臓の和合とは、五臓の調和の意味。五臓を調えるために、その中心となる心臓を、喫茶によって養生して、健康維持を図ることを目的にした考え方です。
「心臓はこれ五臓の君子なり、茶はこれ味の上首なり」
■心臓は五臓の君主で、茶は味の第一であります。
■苦味は五味の第一であって、そのため心臓はこの苦味を好むと言われています。
■この苦味によって、心臓を堅固にして、また他の臓器を安定させるとされます。
■もし、体が虚弱で精神が耗弱している場合は、心臓に疾患をもつ可能性があります。
■繰り返して、お茶を頂くことで、気力体力が強くなるとしているとしています。
お茶の世界観を紐解く茶道には自らを整えることにとどまることなく、同じ空間に同じ時を過ごす相手に対する配慮や相手に喜んでもらえるよう、茶人にとっても相手にとっても、一期一会の人格形成の旅路にある人間関係学だと思います。
おもてなしは心身ともに幸せになる為の人間関係学だと感じています。
あなたはどんなおもてなしをしていますか。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?