◉【おもてなしに学ぶ】(茶道家メモVol.20 お茶席のつくり方)#52
お茶席はおもてなしの空間です。
お茶席は、お茶を中心とした空間演出だと考えます。
私がお茶を学び始めた頃、お茶の世界は五品を総動員してたのしむという考え方に出会いました。
五品をたのしむ?
五品とは目品、耳品、鼻品、口品、心品のことでした。
五感でたのしむことです。
目で見てたのしみ、音をたのしみ、香りをきいてたのしみ、味わいをたのしみ、心が感じていることをたのしむことです。
五感でたのしむ空間をつくることは、一期一会のおもてなしをする上でとても大切です。
お茶の世界観を紐解く茶道には自らを整えることにとどまることなく、同じ空間に同じ時を過ごす相手に対する配慮や相手に喜んでもらえるよう、茶人にとっても相手にとっても、一期一会の人格形成の旅路にある人間関係学だと思います。
おもてなしは心身ともに幸せになる為の人間関係学だと感じています。
あなたはどんなおもてなしをしたいですか。
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