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◉【おもてなしに学ぶ】(茶道家メモVol. 25 東大寺③ 馬鹿をみた)#57

鹿は神様の使いとされています。

“仲睦まじい東大寺の鹿”

東大寺の南門の前で仲睦まじい鹿に会いました。

むかしむかし…。
馬と鹿をみまちがえたことから、
馬鹿(ばか)という言葉が生まれました。


馬鹿の語源
馬鹿の語源は、サンスクリット語で「無知」を意味します。

史記(秦始皇本紀)の故事に、「鹿をさして馬となす」というものがあります。秦の趙高が二世皇帝に、鹿を「馬である」と言って献じたそうです。
群臣は趙高の権勢を恐れ「馬です」と答え、「鹿」と答えた者は暗殺されたのです。この話から、自分の権勢をよいことに矛盾したことを押し通す意味として「馬鹿」と言われるようになったとのことです。

愚か者のおかげで馬鹿をみたのは「馬と鹿」の方です。

馬鹿」という言葉は、
その対象に対して卑下する言葉として使われがちですが、
語源を知ることでまだまだ無知なことに気づきました。

常に自分自身が無知であると謙虚さ持ち、
無邪気ピュアな心で周囲に接していきたいものです。


お茶の世界観を紐解く茶道には自らを整えることにとどまることなく、同じ空間に同じ時を過ごす相手に対する配慮や相手に喜んでもらえるよう、茶人にとっても相手にとっても、一期一会の人格形成の旅路にある人間関係学だと思います。

おもてなしは心身ともに幸せになる為の人間関係学だと感じています。

あなたはどんなおもてなしをしていますか。












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