
絵日記|20241115|オオゴマダラの幼虫

子供を保育園に送り、人通りの少ない裏口から出ようとしたところ、フェンスに何か挟まっていることに気付き、よく見たら園で育てているオオゴマダラの幼虫が挟まっておりました。
フェンスに絡まっている葉っぱから伝ってきたのだと思いますが、挟まっている場所がちょうど鍵のかかる場所ということもあり、誰かが気付かずに閉めると幼虫の身が危ないかも……と心配になり移動を試みました。
しかし……
直に触るのが怖い!!!
小学校時代、子猿のごとくフェンス登りに夢中だったあの頃。
手を置いた先にたまたま毛虫がいたことがあり、突然の感触に驚きフェンスから落ちたのと、毒があるんじゃないかと怖くなり大泣きして家に帰ったトラウマが、今も根強く残っているのを痛感しました。
また、沖縄県ならではかもしれないのですが、小さい頃から毒を持った生物の危険性を親や学校から念入りに教え込まれていたこともあり、生き物にむやみやたらに触ってはいけないという教訓がずっと心にあるのです。
小学生の頃は、雨上がりに見かける※アフリカマイマイがとにかく恐ろしかったのを覚えています。
(※東アフリカ原産の陸産巻貝。とんでもなく大きいカタツムリで、危険な寄生虫がいるため決して触ってはいけない生き物です)
しかし、オオゴマダラに毒は無いことは頭では理解していました。
けれど、ど〜〜しても触れない……
でも誰かが来る前に早く移動させなければ……
助けなければ……
と焦りながら、その辺にある葉っぱを使って、何とか移動を試みながらもうまいこと行かずに体感で15分が経過……
これから出勤だしどうしよ〜〜どうしよ〜〜とますます焦っていたら、園の用務員さんが駆け付けてくださり、ひょいっと指で移動してくれました。
オオゴマダラに毒は無いですよ〜
でも触るのはちょっと怖いですよね〜
と優しくお声がけいただき……
安心しつつも、帰り道で「私はあんな小さな生き物の命も救えないのか……」などと軽く凹んでしまいました。
いつか触れるようになったら次こそは助けられたらと思います……。
余談ですが…
私は触るのが無理なだけで、幼虫の観察は大好きなのです!!!!
オオゴマダラの幼虫も、黒いボディに白い縞と赤い斑点という、何ともオシャレなカラーリングがめ〜っちゃくちゃ可愛いのです!!!
助けられなかった罪悪感はありつつ、やっぱり幼虫はとってもキュートだなと思ったので、『学研の図鑑 幼虫』『図鑑NEOイモムシとケムシ』のどちらかを近々購入したいと思います。
完全変態(幼虫から蛹を経て成虫になる生き物)の不思議な生態は、やはり心惹かれるものがありますね。触れなくても大好きです。