TOTOが来日している

TOTOが来日している。

TOTOといえば「Africa」、「Rosanna」など、って言われるけれどもこれらが流行ったのは80年代のことだし、彼らにとって4枚目のアルバムからの曲だ。まあたしかにグラミー賞をとったからとはいえ、彼らだってそれからもう何枚もアルバムを出しているんだし、そろそろその呪縛から解放してあげたっていいんじゃないか、と7thアルバムでファンになった身としては思う。

7thアルバムでファンになり、そこから前のアルバムをさかのぼって追いかけた。AfricaもRosannaもいい曲だとは思うけど個人的にはそんなに大好きってわけではない。

7thアルバムのあと、彼らはだいぶ大きくチェンジをした。6,7枚目でVocalをつとめ、ヒットに大貢献したジョセフ・ウィリアムスが脱退してギターのルカサーがVocalを兼ねるようになったのである。
そして音楽性もだいぶ変わった。ルカサー曰く、みんないつまでアフリカとかロザーナとか言ってんだ、ってことらしい。そして彼はめちゃくちゃロック志向だった(当時出してたソロアルバムはかなり攻めてた)。
わたしもその意見におおむね賛成だった。過去の自分たちじゃなく、今の俺たちを見て、そういうメッセージだと思ったのだ。

時は流れ、メンバーが出たり入ったり、また大きく変わった。
多分、初期バンドメンバーの中で今も在籍してるのってルカサーくらいなのかな。デビッド・ペイチの名が来日メンバーになかった。そしてまたジョセフが加わっているのは嬉しい。

わたしは、スティーヴ・ルカサーの大ファンである。サインも貰ったことがあるし、以前はバンド、そしてソロの来日公演もすべて見に行っていた。
今は体力面の心配もあり、見に行けないけれども、それでも大好きだ。
彼が今も元気で活動していることを本当にうれしく思う。
先日ソロアルバムが出ているのを知った。声も音も変わらなくて涙が出そうになった。

セットリストを見ると、アフリカもロザーナもきっちり入っている。
いいのだ、それで。
彼らのファンは多分わたしより少し年上の方々だろうけど、ファンが喜んでくれるなら、そういう思いはきっとあるのだろう。


これはわたしの大好きな曲の一つ、I'll be over youである。
この曲もまた、ラインナップに入っているらしく、うれしくなった。
ルカサーの声とギターソロが大好きな曲だ。

どうかいつまでも、元気で、活動をつづけていてください。


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