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【読書記録:02】たぶん彼女は豆を挽く
チョコレートのような、とろんとした茶色の表紙。
少しざらつきがあって、柔らかいページ。
この本こそ、コーヒーのお伴にふさわしい一冊。
コーヒーを美味しく淹れる方法とか、
コーヒー豆の基礎知識とか、そういうタメになることも書いてはある。
だけど、どのページからも庄野さんの「コーヒー愛」がふわりと伝わってくるから、あたたかい気持ちで読み進めることができた。
「どうやったら美味しく淹れられるんだろう?」
「自分の淹れ方の何が良くないんだろう?」と、
理論的に突き詰めたくなってしまうけれど。
まずは、コーヒーと共に過ごす時間を楽しむこと。
それが、一番大切だよね。
毎日過ごしていると、ついつい堅苦しく考えてしまうけれど、日々のあれこれを楽しむ気持ちを忘れないようにしたい。
☆庄野雄治さん「たぶん彼女は豆を挽く」
mille books(2010)